構想15年、試験栽培5年、おかむらさきを瀬戸内海の気候で育て続けてここまで来ました。全部書きますのでご覧あれ。
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2009年10月06日 (火) | 編集 |
私は今まで
おかむらさきを育てる方法を書いてきました。

ふんふん
なるほどよーし、それでは

「私も休耕田にラベンダーを植えよう」
と思ったお人がふと気付くのでございます。

「この休耕田をどうすればよいのじゃ?」
「こんな畝はどうやって作ればよいのじゃ?」


うね

讃岐の花崗岩の水持ちの悪い田んぼでも
備前の赤土のかちかちべとべと田んぼでも

ラベンダーは育つのでございます。

そのためにはひとつだけ条件があるのです。


V@P@Y.jpg

それは野菜作りの名人なら
絶対にしないこと。

花作りと野菜作りは
同じような顔をして全然違うのです。


101の田んぼ

これは今回挑む101の田んぼ。
粘土質で乾くとひび割れています。

土壌改良を?

しないでください。
絶対に深く耕さないでください。

肥料も入れないで
植え付けまではそのままでよいのです。

それはあるものを壊さないため。
ラベンダーにとっては死活問題のことなのです。

それとは「排水性のこと」。

耕さないことが排水性と何の関係があると?

それは微生物層と土壌の構造と
おぉーっ、やっぱりめんどくさい話じゃー。


つづく

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勝手にリンクしたのに
みなさまお優しいことで。

ありがとうございます。
続けて新規の「自称ラベンダーズ」を
募集させていただきます。

「私は鉢植えラベンダーズじゃー。」
それでも全然OKです。
ラベンダーズリンクを広げましょう。
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2009年10月09日 (金) | 編集 |
田んぼにラベンダーを植えたかったら
土壌改良をしてはいかんと
私はいうてしもうたのです。

園芸をよく知るお人たちからは
それはそれは
非難ごうごうだと自覚しております。


2006年

それでも
田んぼの土壌改良はしないのです。

どうしてか?

私はできないことはできないと
はっきり言うのが正しいと思うのです。


本

この本には
庭への植え付け方が書いてあります。

植木鉢のかけらを底に入れて水はけを良くする
ふむふむ
それはなかなか良い方法ですが

田んぼに100株植えるには
あまりにも手間がかかりすぎます。


本2

この本には
底に砂を入れて水はけを良くすると書いてあります。

ほうほう
そこまでの土木工事が普通の田んぼでできるでしょうか?
そもそも
田んぼに砂を入れたら怒られませんかね。


田んぼ


「休耕田にラベンダーを植える」
それが
私の根本ですから。

あえて何にもしないで
ある方法で「ラベンダーの育つ田んぼを作ること」を
望むのでございます。


ふこうき

農文協刊
家庭菜園の不耕起栽培 水口文夫著

以前からこの人のお話は知っていましたが
この本に巡り合って
「おぉっ、そうか。」と。


こうやって
どんどんめんどくさい話に
引きずりこんでゆくののでございます。

さてさて
みなさま土壌改良をするとしたら
たぶんこうでしょう。

苦土石灰を振りまいて
たくさんのたい肥を振りまいて
トラクターで深く深く耕して

雨が降ったらべとべとの
乾いたらカチカチの田んぼにして


だったらどうしろと言うのじゃーっ。
それはね


つづく

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おっさん、みんなにケンカ売っとんのか。
いやいや
暖地のラベンダーはなかなか面倒なんじゃぁ。


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2009年10月10日 (土) | 編集 |
小さな小さな田んぼでも
石灰をふってPHを変えようと思ったら

ものすごい量が必要となります。

田んぼ2


田んぼはもともと
ちょっと強めの酸性にできています。

ラベンダーの好むアルカリ性にしようとすると
100キロとか200キロの石灰が必要です。

私には
これだけの量がまんべんなく
田んぼに均一に混ざるとは思えません。


3田んぼ

人にできる土壌改良とは

ふりまくのにちょうど良い量の石灰とたい肥を
トラクターで何度も何度も
耕うんすることだけなのです。


田んぼを耕す

ふんふん
それのどこが悪いと言うの?

これがなかなか
めんどくさいお話なのです。

まず第一に
ここは庭でも畑でもなく
田んぼなのです。

もともと水をためて
どろどろのべたべたにするところなのです。

耕せば必ずそうなるところなのです。


4田んぼ

ところが休耕田、耕作放棄田は
米を作らないので

基本的には水をためません。
どろどろにしないで乾かすのです。

すると
草、野菜、花の根が地中に伸びて
ものすごい数の「排水給水装置」を作り上げます。

田んぼに亀裂が入って自然の排水路ができます。

何より土を引っかき回さないので
微生物層が安定しています。


田んぼ5

ここに石灰とたい肥を入れて
トラクターで耕すと

せっかくの排水装置と排水路が
全滅するのです。

それだけでも問題なのですが

酸素と石灰とたい肥が土に混ざり
好気性の微生物が大暴れを始めます。

めんどくさい話の第二です。


つづく

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さぁて、またまた
めんどくさいお話の始まり始まり。
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2009年10月12日 (月) | 編集 |
たい肥を作るためには
何回も何回も切り返して

酸素をどんどん入れるのです。

たい肥


すると好気性の細菌が
大増殖して高い熱が出るので

草の種や害虫が死滅します。


2たい肥

残るのは微量のチッソ、リン酸、カリと
その他の微量要素。

あとは微生物の食べ残した有機物の残骸。

そしてその「たい肥という環境」で
安定した微生物たちです。


3たい肥

この飢餓状態で休眠中の
微生物たちに

水と餌と酸素を与えると
再び大暴れが始まります。

こううん

田んぼの中は
植物の組織を分解して(腐らして)
吸収する微生物と

それを食べる微生物との大戦争です。


ほう

ふーん、それで
この子らはいったい何を食べてるの?

こいつらががつがつと食べるのは
排水装置となっていた植物の根っこです。

それはそれはあっという間に
食いつくしてしまいます。


肥料切れ

春先にこれをやってしまうと

この大戦争のど真ん中に
ラベンダーの苗が来るのです。

最初はたい肥のチッソが効いて
土もふかふかです。

どんどん大きくなって
それはそれはみごとな株となります。


大きくなる

そして肥料分が切れるころには
(微生物たちも食べるのであっという間です)

土の隙間もなくなって
カチカチの田んぼに戻ります。

紫外線が強烈な5月を過ぎて
すぐに梅雨が来ます。

「ある日突然しおれて枯れる。」
きのうまで元気だったのにどうしたんだろう?

水が足りなかったという結論で
このお話はだいたい終わるのです。


つづく

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101の田んぼに植えるまでに
このお話は終わるのでしょうか。

あと5日でございます。
苗はおととい本人がやってきて、持って帰りました。

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2009年10月13日 (火) | 編集 |
まぁそういうわけで
春先の土壌改良は大変なことになるのであります。

あーっ、いやいや
大変なことになるのはラベンダーを植えた場合で

野菜やほかの草花を植えるには
たい肥をどーんは
普通のことでございます。


ローズマリーなんかには
よい方法ですわねぇ。

ローズマリー

めんどくさいことはまだあります。

春先に田んぼにたい肥を入れて
トラクターでうりゃーっと耕すと

それはそれはみごとに草が茂ります。

めんどくさい話のその三は
「草に肥料をやっとるんか」
というくらい草ぼうぼうとなることです。


草が生える

ということで
四国、中国地方のような暖地で春先に

石灰とたい肥を田んぼに入れて耕すと

水はけが非常に悪くなって
いらんチッソが効きまくり

草ぼうぼうになって
ラベンダーがいきなり枯れるということなのです。


枯れる

ではどうせぇと言うのじゃ?

ふむふむ
だから秋植えにするのでございます。

石灰とたい肥は
上からふるのでございます。


つづく

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ラベンダーズENSEMBLEまで
あと5日。

みなさま用意はできましたかな?
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