構想15年、試験栽培5年、おかむらさきを瀬戸内海の気候で育て続けてここまで来ました。全部書きますのでご覧あれ。
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2010年08月03日 (火) | 編集 |
2010年8月初旬でございます。

愛媛のnewcomerが「助けて」と
メールしてきたのです。

通販で購入したラベンダーが
二年目で枯れそうだとのこと。

今度は「伊予」
いよいよ四国の二番目の県でございます。

コードネームはどうやら「みかん」
単純明快でよろしい
西日本では愛媛は柑橘王国です。

「伊予柑」は良い香りがしまっせ。

「野球拳」発祥の地からようこそ。


どんごろす

今度は庭先ラベンダー
どうやら「長崎ラベンダー」もあるようなのです。

これはどうやっても助けないと
みーしゃさまに偉そうに言えませんな。

そこでふんふんと考えまして

「これはここで原点に戻ってやね
 
 一番最初から何をどうするのかを
 ちまちまと書くのが正しいのやないかな。」

そう思ったのでございます。

急がば回れと申します。

あほたれがぁっ!
真夏のイングリッシュラベンダーが
あちこちでくたばりかけておる時に
そんな悠長なことをぬかすなぁっ。

それもまた正解

それでは両方始めます。
よろしければお付き合いあれ。

まずラベンダーをやると決めたらね
この世で一番難しいことを
私は始めるのだと思いましょう。

そのくらいの覚悟がないと
まぁ何週間かで枯らしまっせ。


つづく

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これは私の現在のどんごろす

「今度は、これは、何じゃ、どうしてじゃ、なぜじゃ。」

何をしたのかは定かではないが
こういうのをやればよいのでございます。
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2010年08月04日 (水) | 編集 |
ラベンダーが枯れそうなので
焦っているのはわかりますわな。

それでも
この「うったて」が間違っていると
全部間違ってしまうのです。

まずは
「そのラベンダーは
ほんとに枯れそうなのかな?」

そもそも
ここが違うことが多いのです。
今は「真夏」なのでございます。


どんごろす

これは岡山のどんごろすくん
この株もとは「たいへんよろしい」クラスです。


ヒドコート
おかむらさき

ポットのヒドコート、おかむらさき


この株もとはこれでよいのです。
こうしていらぬ葉を落として
「樹木」となっていくのです。


二年目

「これ」にたどり着くために
彼女らはがんばっているのです。


これがラベンダーの「うったて」

夏に株もとの葉を落として
秋に新芽を出して
それが自然なことなのです。


グロッソ

何年か手抜きをすると
グロッソはこんなことになります。


2株元
30センチ

これも「枯れそう」なのではありません。

こんなものなのです。
枯れ上がりは約30㎝
株もとがすかすかで風通しがよいのです。

このまま秋まで新芽も出ず
じっとしております。


ヒドコート株元

ヒドコートの下葉が
チリチリになっておりますな。

これでよろしい。
新芽はまだまだ先のお話。

ここで新芽が出ても
真夏の暑さで枯れるだけなのです。


さて
本当の問題となるのはこの状態で
葉先まで次々と枯れていく場合です。

何日か何週間かを
かけて枯れ続けて
生きている枝が一本も残らない場合

もしあなたのラベンダーが
そうなのであれば

「それは水があっても水を吸えない」
ある理由に捕まっておるのです。


つづく

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北海道のわんこ女王から
目を疑うコメントをいただきまして

「北海道のラベンダー祭りが
 長雨で腐って開催できない場所がありましたと」

ふーん
北海道の管理では
秋に肥料を与えるらしいのですが

本来の気候なら
それは穏やかに効くはず

今年は長雨で一気に効いたのかも
石灰ふりまくったらよかったかもねぇ。

どうぞみなさまお大事に。








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2010年08月05日 (木) | 編集 |
ふんふん
さっそく鹿児島から連絡でございます。

「うちのおかむらさきも水を吸えてないようですぅ。」

写真を見た限りでは
そうでもないのもあり

まさに「それ」というのもございます。

今回は
チッソ過多で云々とか
水やりが足らんからとか

そんなことはもう書き尽くしたので
省略いたしますな。


注射

「またまた、何やこれは?」

おぅ、これこそが
ずーっと説明しようとしてできなかった

「疫病によって水が吸えない理由」

その理論を説明するための
秘密兵器でございます。


鹿児島

らるさま
ちょっと写真をお借りします。

これは8月3日の指宿おかむらさきかな。

みかんさま
みんなこうやって悩んでおるのです。
あなただけではないので
心配しないように。

うちのどんごろすが
おかしいのでございます。

さて
この枯れた株

あなたの頭の中で
針を下にした注射器が
たくさん刺さっているのだと思って下さい。


メモリ

水を吸い上げるためのポンプとは何か?

たくさんの葉から蒸散する水分を
根から吸う水が補おうとするのです。

それは
「根」よりも「葉」の樹液が濃いので
薄めようとして水分が上がっていくため。

だから
「花を切る時は葉っぱをたくさん残すように。」
そう言っているのです。


鹿児島8月

これはなかなかよいのではないかな。

こうやって下葉が枯れて
大人のラベンダーになっていくのです。

これは秋に新芽が揃うでしょうな。

これがある日
突然枯れ始めるのでございます。

それは
15℃前後の雨に濡れた時間が
12時間以上続く時。

「疫病」ヒトフトラニコチアミナ

いろいろな理由があっても
ラベンダーが枯れるのは
ほとんどこいつが悪さをするからなのです。

これが
「水があっても吸えなくする」
ものすごい芸当をやってくれるのであります。

上の写真でね
細い針がラベンダーの水を吸う管とします。

ここに「疫病菌」が
茎の傷などから入り込むのです。

だいたい
雨の跳ね上がりで発病するので
私は草マルチをせいと言うておるのです。


8月3日

ほら
けっこう役に立つのです。

それで
疫病が「管」の中に入りますわな。

この菌はみなさまが思っているような
触手がびろびろ伸びてなどと
そんなものではありません。

これは「卵」です。
卵菌というやつで

こいつの増え方は
1 2 4 8 16 32 64 128 256…
というように
卵が管の中でどんどん増えていくのです。

ストローでウズラの卵を
いやいやながら吸っていたら
あの時突然、数が増えすぎて

「詰まる」のです。

これが水が吸えない理由
農業試験場で嫌というほど見ました。

おわかりでしょうか?
1の次は2だけれど
500の次は1000なのですわ。

いきなり枯れるのは
それがいつかわからないからなのです。


リドミル

これを何とかするには
これしかないようです。

「リドミルMZ」
MZの付いてないリドミルでは不十分

これは50gの袋入り(水に溶ける)です。
500倍で25ℓ作れますので
ざぶざぶと水代わりにかけましょう。

一度だけでよいのですから。


オーソサイド

これで管の中の疫病は
24時間くらいで死滅します。

ここから始めないと
石灰もカリも無駄となります。

毎日次々と枯れるようなら
これを買いに行きましょう。

もうオーソサイドでは間に合いません。
緊急事態ですが
リドミルを一度かけたら
局面は劇的に好転するはずです。

それから先のことはまた明日

「うちもそうやん。」
そんなお人はぜひやって下さい。
今ならまだ間に合うかも知れません。


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約800円で100g入りが買えるでしょう。
これはもともと
玉ねぎの薬です。

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2010年08月06日 (金) | 編集 |
「気温が15℃前後でぇ
 雨が続くと発病するやとぉ。」

ふんふん
うちは毎日カンカン照りで
最低気温が27℃やから関係なしやな。

真夏のお話です。
そんなお人も
もちろんおりますわな。


空

疫病はその温度で蔓延するのですが

それでは
それ以上では
それ以下では、死滅するのかというと

そんなことはあるはずもないのです。

ヒトフトラくんは
じーっと我慢して、管の中で待っているのです。

もちろん
ラベンダーの自己治癒力で
じわじわと数を減らすのですが

暑さと過湿で
ラベンダーが弱る時を狙っておるのです。

それは今もそうです。
次の夕立ちで暴れ出すのかもしれません。

いやいや
秋になっていきなりかもしれません。



今までは管が詰まっていても
長雨や夕立ちで
葉面から水分補給できていたのです。

そして
カンカン照りの猛暑を迎えて…


大まかに説明すると
そういうことでございますな。

それでも
「そんなにラベンダーは弱いんか?」というと

それはほれ
チッソ無しとか
有機石灰をどんどんふるとか
水はけよしとか
草マルチの地温対策とか

今まで書いたあれやこれやで
疫病が入り込めない「体」を作れば良いのです。


長崎

そういうことで
長崎ラベンダーの苗を鍛えております。

この秋から本格的に
どこかに植えてその性格を観察したろうかなと。

石灰もカリも
やれることは全部やってあります。

この子は
ヒドコートとラバンジンの中間のような
弱いのか強いのか
よくわからん顔をしております。

この節間なら
「そらぁ、蒸れるわなぁ」

これは間違いなく
疫病に弱い体型をしております。

それでも
今枯れてないということは
何とかなるということでしょう。

もう少しお待ちください。

おかむらさきくんもじゃじゃ馬だけど
君もなかなか暴れそうやないかい。


つづく

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ラベンダーは鍛えてから植える

植えてからもさらに鍛える

花なんかは3年目からで上等じゃ

ラベンダー使いが夏に休んで
手に入れるものは
「後悔」くらいのもの

そのくらいの気持ちでいれば
なんとかなりまっせ。
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2010年08月18日 (水) | 編集 |
「うったて」
香川県と岡山県と徳島県の方言。

習字で最初に筆を置く場所
その意味を込めて
ものごとの最初にやるべきこと。

それがビシッと決まれば
全部うまく行くような気がするのです。

今までいろいろな「うったて」を
ああでもない、こうでもないと模索して来て

やっぱりようわからんのですが
今年の秋からの「うったて」は

こうやってやろうと
にこにこして待っておるのです。

興味があればお試しあれ
責任は持ちません。

「何が始まるんやろなぁ。」
そんなどきどきが楽しいのでございます。


7月

言い訳がましいのですが
今年のおかむらさきは7月前半までは
それはそれはうまく行っていたのです。

これは7月3日の実家の田んぼ。

前年の気候なら
このまま大きな株になって秋を迎え

「どんなもんじゃい。」と
ブログで吠えておったはずなのです。


真夏

あの豪雨が何もかも持って行きました。

讃岐の気候は
菜種梅雨とほんとの梅雨と
真夏のカンカン照りと台風と

かつてそう書いたのですが
最近は梅雨末期の「ゲリラ豪雨」を加える必要があります。

「それではもう打つ手がないわ。」
胡瓜や茄子でさえ
こてんぱんにやられてしまうのです。

おかむらさきが何とかなるはずがない。

そういうことで
来年はあれやな、あれ。


雨よけ

今度は「全面雨避け」じゃ。

毎年毎年失敗ばっかりしとられんわ。
どうせ日除けのトンネルがあるんやから
何の問題もないわい。

紫外線は半分あきらめて
真夏が来るまでずっと雨避けしたろうかな。

「私は自然農法なのでございます。」
などと言うておっても
枯らすばっかりではあほと同じやないの。

来年は
恥も外聞もなく
「雨避けおかむらさき」をやろうと思います。

苺農家のハウスのように
0.05とか0.03とかの
薄い薄い被覆資材を探しましょう。

そしてそれは
新たな戦いの始まりでもありまして
「ハダニ」との大戦争が始まります。

豪雨かハダニか?

そんな選択はしたくないのですが
少なくとも豪雨では枯れるのです。

「それならやるっ。」

最初のうったては
「雨避けおかむらさき」でございます。


つづく

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ふんふん
節操とかプライドのあるプロ農家なら
そんなにぽっぽこぽっぽこ
方針を変えられませんわな。

こんな時には
天の邪鬼の酔っ払いは得ですなぁ。
わたしゃー何でもありやでぇー、ほいほいっと。

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