構想15年、試験栽培11年、おかむらさきを瀬戸内海の気候で育て続けてここまで来ました。全部書きますのでご覧あれ。
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2009年03月31日 (火) | 編集 |
みなさんこんにちは。
僕はここでは「うし」と呼ばれている。
おかやまのらべんだーはうすに勝手に住んでいる猫という動物だ。
変なおっさんが変な植物を育てているのを
毎日毎日あきもせずに眺めている。


うし

僕の仕事は忙しいんだ。
おっさんが今から植えようとしている土に
せっせとうんこを埋めておいたり
せっかく植えた苗の上をずんずん歩いたりしている。


牛2

この植物はラベンダーというらしい。
いい匂いがするのでいつもここで寝ている。
一緒に住んでいるぱぁちゃんも気にいっているようだ。
ばぁちゃんの名前は「たぬき」というんだよ。


タナ

たぬき

おっさんは忙しいのでなかなか相手にしてくれない。
そこで僕がみなさんに
ここでの暮らしをお伝えします。
僕はラベンダーのことならちょっとくわしい。
だから今日から「うしくんらべんだー」と呼んでください。

まずはこのポットの話から。
これはおかむらさきという花の苗。


おかむらさきポット

僕が生まれるずっと前から
この大きさのままで何年も生き続けているらしい。
おっさんが言うには2003年頃にこのポットに植えたそうだ。
どうしてそんなことができるんだろう。
おっさんが教えてくれた話では


つづく

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2009年03月30日 (月) | 編集 |
2009年2月せん定をします。
今回は全部強せん定をします。


風車と田んぼ

おかむらさきはこんなに赤黒くなりました。
新芽はうんと変色しています。


赤黒い新芽

新芽の赤

いつものようにばっさりと切って

fxn.jpg

小さな苗もこう切って

新株

せん定のおわり。

せん定後

せん定後2

この株は大暴れしていたので短く切ってやり直し。

せん定後3

これでまた梅雨に花が咲いてせん定して
そのあとに来る暑い季節に挑むことになります。
今度は最初から最高気温40℃越えが目標です。
遠い道です。


2が津野田んぼの様子

もう草が生え始めています。
また母の草取りが始まります。


草が生える

これでほぼ現在の時間にたどり着きました。
これからは毎日更新というわけにはいかなくなりますが
また写真が届いたら順次書いていきます。

というわけでこの項は終わりではなく
そのうちまたつづくとしておきます。

こうしておかむらさきの話は続いてゆくのですが
今はここまでです。
また近いうちにお会いしましょう。

どこかへつづく
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2009年03月29日 (日) | 編集 |
おかむらさきは完全に活着したようです。
こんな葉の色になりました。
さし木にすればよい苗ができそうです。

ここではしませんけど。

葉の色2

これは12月7日の葉の色です。
新芽が出たけれどすぐにちょっと寒くなってというところ。


葉の色3

この日は香川県では珍しく小雪が舞って

小雪

近くの山の木がこんな色になって

紅葉

道もこんなことになりました。

紅葉2

これをマルチの下に入れてもよかったかも。
また今度機会があればやります。


きのは

そしてもっと寒くなったらラベンダーはいつもこうです。
これは2009年1月の葉の色。
そろそろ赤黒くなってきました。


葉の色4

帰り道の瀬戸内海はよい天気。
いつもこの航路を通っておかむらさきに会いに帰っています。
今日はフェリーから見た海をどうぞ。

高松港の赤灯台


赤灯台

遠くに瀬戸大橋

うみ

おだやかな海にさまざまの船が浮かんでいます。

ふね

ふね2

この1時間は(フェリーに乗っている時間)
だいたい本を読むのに使います。


海と空

つづく
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2009年03月27日 (金) | 編集 |
おかむらさきを移植してひと月が経ちました。
2008年12月のことです。
こうなりました。


12月の田んぼ

どんごろすはすぐに買いそろえました。
どの株も枯れた様子はなく


12月の田んぼ2

おかむらさきもヒドコートも立派に根づいたようです。
どうやらここではイングリッシュラベンダーを
11月に移植することができるようです。


根づいた株

根づいた株3

ここでは12月のはじめくらいでは
まだまだ本格的に寒くならないからでしょう。
南天の実が赤くなってもうすぐ真冬が来ます。


南天

つづく
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2009年03月25日 (水) | 編集 |
拝啓 おかむらさきの田んぼ様
あなたにはいろいろと勉強させてもらいました。
あまりにもあっけない最期となりましたが
たくさん楽しませてもらいました。
感謝しています。


最期の写真

私がラベンダーの神様と思っている
富田忠雄さんの著書
「わたしのラベンダー物語」の中に
ラベンダー畑にトラクターを乗り入れる場面があります。

もはやなんとしてもトラクターを先に進めることができませんでした。
振り返ってみると、家内が畑の隅にうずくまって泣いています。


こんなに枯れてしまっていても確かにそうです。
片づけてしまうのは切ないものです。
ごめんなと思いながら田んぼに戻します。
ラベンダーごとトラクターで耕します。


最後の田んぼ2

今まで書いたことはありませんが
私がラベンダーを中山間地の小さな田んぼに植えるのには
もうひとつ理由があります。

耕作放棄田の対策としてラベンダーを植える。
それは休耕田として山の田んぼを残すということ。
そしていつの日にかもう一度田んぼに戻すということです。

ではラベンダーを植えた田んぼはもとの水田に戻るのか。
それを証明するために
この3年ラベンダーを育てた畑を田んぼに戻します。
そう考えれば枯れてしまったことも無駄ではないようです。
トラクターを乗り入れます。


トラクターを入れる

浅い根はすぐに掘り起こされ
枯れた枝はぽきぽきと細かく砕かれていきます。


トラクターを入れる2

おかむらさきの田んぼ様
長い間ごくろうさまでした。
これで卒業です。


トラクターを入れる3

つづく

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2009年03月24日 (火) | 編集 |
もぐらが出るのです。
3年もすると草のマルチで土が肥えて、みみずがいっぱい。
それを食べようともぐらが
ラベンダーの株の下を掘り進みます。

根が切られて、株が持ち上がり
水が切れてラベンダーが枯れるのです。
写真に撮ることができなかったけれど本当です。


それで今度はこれを置きます。

モグラ除け

もぐらよけの風車です。
風の力でガタガタいわせて怖がらせます。

川島の(香川の地名です)しんしんさん(農家の専門店)で売っていました。
ここには年中置いてあるようです。
普通は季節商品なので夏に買うことができます。


もぐら除け2台

2台も置いておけば
もぐらにはかなりうるさいことでしょう。
うまくいけば猪も怖がるかも。

次の日の朝の様子です。
夜のうちに一雨来て株が落ち着きました。
どんごろすは湿っていると本当によいマルチになります。


雨のどんごろす

雨のどんごろす2

これで今度の植え方の話はおしまい。
母の草取りが楽になることだけでも
どんごろすの効果はあるでしょう。

そして
もうひとつやることが残っています。
あの田んぼの片づけです。


つづく
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2009年03月23日 (月) | 編集 |
まだどんごろすにたどり着きません。
次はもみガラをふります。
草の発芽を邪魔する成分が含まれていると
なにかの本で読みました。

本当は残っていたのでついでにふりました。


もみ殻ふり

もみ殻の田んぼ

さて、どんごろすです。
こう切って株をマルチしました。


どんごろすのマルチ

両端から切り込みを入れて株をはさみ
マルチどめで固定します。
土をかけてもよいのですが
風で飛びそうなのでやめました。


どんごろすのマルチ2

大きな株は十文字に切り込みを入れてはさみます。

3どんごろすのマルチ

マルチどめは何でもよいのですが
どんごろすはマルチにしてはかなり厚めです。
やわらかいものだと通らないこともあります。
固くて抜けにくいものがおすすめです。


マルチどめのこと

昼から始めて夕方にできあがり。
どんごろすが足りませんでした。


どんごろす全景

もうこのあたりのどんごろすは
買い占めてしまったので、入荷するまでしばらくこのままです。


どんごろすの全景2

これでできあがり
てはありません。
もうひとつやっておくことがあります。
前回は思ってもみなかったのですが それは


つづく
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2009年03月22日 (日) | 編集 |
上から見たラベンダーの畑(休耕田)。
今度は実家の庭から見える場所にあります。

1うねだけ先にマルチして長さを測っておきます。
書き忘れていたけれどラベンダーを植えた後に
水を株もとにかけて落ち着かせてあります。


上から見た田んぼ

どんごろすとは麻の繊維の袋。
ホームセンターの園芸コーナーで売っています。
これはダイキさんでひとふくろ198円。
全部そろえるのに4店まわりました。

これをうねにあわせて切ります。
はさみは100円シヨップで買った調理ばさみ。
新品はよく切れます。


ドンゴロスを切る

ばっさり切ってもばらばらにはなりません。
溝の幅を差し引いてどんどん切りましょう。
できたら田んぼに持っていきます。


ドンゴロスを切る2

今度は有機石灰とバークたい肥を使います。
たい肥は使わないと書いたのに節操がなくてすみません。
土には混ぜません。


石灰とたい肥

いつものように有機石灰をふって

田んぼの石灰

その上からバークたい肥をマルチします。

たい肥マルチ

これで石灰とカリを一緒に与えたことになります。
厳密にはチッソとリン酸、その他のいろいろも
微量ずつ含まれています。

石灰を間にはさんでいるので
土と混ざることはありません。。
このくらいの量では肥料としての効果はほとんどないでしょう。

草のマルチの代わりとして使います。
根の上になるのでこがねむしは来ないと思うのですが
それは夏に分かるでしょう。


たい肥の様子

量はこのくらい。
このバークたい肥は肥料分が微々たるものなのでどんと置きました。
結果はいつか分かるでしょう。

ちなみにこれは9㌢ポットの苗です。

たい肥のマルチ2

まだどんごろすにたどり着きません。
もうちょっと待って下さい。
つづく
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2009年03月21日 (土) | 編集 |
前にも書いたように
イングリッシュラベンダーの根は量が少ないのです。
ストエカスよりもラバンジンよりも少ないのです。


根の写真

だから里芋の感覚で掘り起こすとちょうどよいのです。
細い根はいくらか切ってしまいますが
直根が真下に伸びているわけでありません。
誰でもすぐに掘れます。


根の写真3

これをキャタピラ付きの運搬車に直接積み込みます。
少しくらい土が落ちても気にしません。
エンジン音も高らかにガタガタいわせながら
田んぼを突き抜けて運びます。


運搬車

運搬車2

バランスが悪いので少しせん定して植えやすくします。

抜いた株

真冬になったら本格的にせん定します。

少しせん定

風で抜けると困るので少し深く植えておきます。

ふかうえ

こんな感じ。

ふかうえ2

これで役者は全部揃いました。
次はどんごろすのマルチです。


勢揃い

もちろん石灰をふりかけて
それからもうひとつ

つづく
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2009年03月19日 (木) | 編集 |
株間を1㍍以上取って
全部同じように2株ずつ植えます。
溝に片ひざついて座った時に
株もとの草取りができる位置に植えます。

ドンゴロスの袋のすきまから草がはえます。
そいつは春先に株もとを保温マルチした野菜のようにぐんぐん伸びます。

2株ずつ植える

小さな苗ですが実はこの9㌢ポット苗もすべて3~5年生なのです。
どうしてそんなことができるのかは
また今度改めて書きます。


2株ずつ植える2

そこへまず活性炭の残りをばさっとふりかけて
ちよっと置いておきます。
マルチをする前にすることが残っているのです。
それは
耐乾燥スーパーおかむらさきとヒドコートの移植。
3年経った古株を移植するのは無謀でしょうか。
それならなおさらチャレンジします。
失敗したらそれはそれで皆さんの参考になるでしょう。


活性炭をふる

ほとんどこんな感じで枯れています。

枯れた株

たまにこうして生き残っています。

植えかえ

慎重に根のありかを調べて掘り起こし

なんてことを私がするはずがありません。
スコップで思いっきりずこっと
里芋を掘るようにまわりから攻めます。


スコップで移植

なんてことをするんだと思っていることでしょう。
専門書には植え替えはなるべくしないようにと書いてあります。
では
やってしまったらどうなるのか
それが知りたかったのです。


つづく
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2009年03月18日 (水) | 編集 |
主役はもちろんおかむらさきです。
そのほかには
ヒドコートブルー、ロイヤルパープル、インプレスパープル
リチャードグレイ、ディリーディリー
どれもあまり大きくならない品種を選びました。


苗の写真

2株ずつ配ります。

苗を配る

うねのはしとはしに植えるのでまずはこう置きます。

苗を置く

今回はいきなり植えます。
これから寒くなるのであまり待っていられないのです。
植える穴も掘ります。
今回は前とは少し違うことをします。


穴

植え方1

植え方2

植え方4

最終的にはこんな感じになります。
今度はラベンダーを麻袋「どんごろす」でマルチします。


ドンゴロスのテスト

通気性よし、透水性よし、遮光まぁまぁよし

どんごろすのテスト

もちろんこれだけで済むはずはありません。
マルチの中もいろいやります。


つづく
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2009年03月17日 (火) | 編集 |
トラクターで耕してうねを立てます。

トラクター
土の様子

例によって1㍍の幅にして

うね立て

今度は2株ずつ植えようと思い、こんなうねにしてみました。
まず長さ160㌢に竹を切ってものさしにします。


2株ずつ

長靴で踏んで印をつけたら

2株うね

溝を切ってできあがり。

溝を切る

今度は縦約90㌢×横約180㌢のうねになりました。
うねの高さは前と同じで約20㌢です。


うねの形

どうしして今回は2株ずつにしたかというと
それは田んぼがさらに狭くなったから。

広さがが前の田んぼの6割くらいしかないのですぐに水が入ります。
少しぐらい溝の数が減っても不都合はないというわけです。


苗を配る

さぁ植えます。

つづく
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2009年03月16日 (月) | 編集 |
夏に里芋と豆が生えていた田んぼを片づけて

里芋畑

ラベンダーを植えます。
現在の土壌はPH5~6の酸性
ECは0.5くらいで里芋の残渣が少し残っています。


片付けた田んぼ

今回は苦土石灰20㎏を全面散布して
活性炭を株もとにまくことにしました。


苦土石灰と活性炭

瀬戸内海沿岸の花こう岩の土壌はこんな色でこんな粒の大きさ。
田んぼも畑も全部これです。


花崗岩の土壌1
花崗岩の土壌2

活性炭は前回の残りがあったので使いました。
手に入らなければ無くてもよいでしょう。


活性炭

苦土石灰は粉でも粒でもよいので
自分がふりやすいものを使いましょう。
これは田んぼの土へのプレゼントです。

少々のふりむらは気にしないでさっさとふりましょう。

クド石灰
クド石灰をふる

活性炭がまた余りそうなので少しふりまきました。
どうせ後から株もとに有機石灰をふるのだから
この時点でのPHは気にしません。


活性炭をまく
活性炭とクド石灰

このあたりまでは前回とほぼ同じです。
つづく
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2009年03月13日 (金) | 編集 |
今まで私は2度敗れた。
最初は台風に負けて、2度目は高温に負けて
おかむらさきとヒドコートを枯らしてきた。
今回は3度目の正直。
まだまだ道は遠いけれど途中までは行ったことがある道。

さまざまな反省を新しい力にかえて
今、復活のおかむらさきの話が始まります。


時は2008年11月 場所は香川県高松市某所


高松港沖

今度の田んぼはさらに環境の悪いところを選びました。
前回よりもさらに小さく、さらに日当たりが悪いところです。


今度の田んぼ

今回はおかむらさきとヒドコートのほかに
ラバンジンラベンダーを植えることにしました。
同一種ばかりだと花の咲く期間が短くて
母がしみじみと眺めるには、あまりにもあっけなさ過ぎる
ということがわかったのです。


今度の品種

そしてあの夏を耐えて生き延びた数株の
耐乾燥スーパーおかむらさきとヒドコートも加わります。


スーパーおかむらさき

今回も私はいかにもチャレンジャーらしい植え方をします。

つづく

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2009年03月11日 (水) | 編集 |
弱いせん定をしました。
そして5月にはちんちくりんで平べったい
大きな株になりました。


5月のたんぼ2

わかりましたか。
長い枝ががじゃまをして
草のマルチができなかったのです。

これで草から吸収していたはずのチッソとカリと微量要素は不足します。

さらにこの年は雨が多いので
チッソとカリが田んぼから流亡したと思われます。
チッソは雨の中に含まれているので不足しなかったでしょう。
カリはどんどん流れて行ったのではないでしょうか。
あくまでももこれは仮説です。

それでも真冬にふった肥料と
有機石灰と苦土のおかげで、たくさんの花が咲いたのだと思います。


満開のラベンダー

いまから思えばこの時のおかむらさきの葉は
前の年よりも柔らかかったようです。

葉の色も鮮やかな緑でした。
たぶんチッソが優先して効いていたのでしょう。
それに気がつくほど私はすごくありません。
今だからそう思えるだけです。


こうして花が咲くまでの肥料バランスは
なんとか崩れずにいたわけです。


そして花のせん定をして

花のせん定

これで遮光をしてくれていた花穂がなくなり
株もとは直射日光を浴びるようになります。
すぐに母が草のマルチをかけました。


花のせん定2

そこへ有機石灰と硫酸マグネシウムをふったわけです。
チッソはそこそこ効いていて
カリはほとんど効いていない
石灰は今からどんと効いて
さらに苦土が効く〈リン酸が効く〉)というわけです。


流マグもふる

石灰が効いて、さらに苦土が効くと
カリは理論上効かなくなります。
カリが効かないので病気に弱くなり
乾燥に弱くなります。
あくまでもこれは仮説です。


8月の枯れた様子

そして最高気温が40℃近い乾燥した夏が来たのです。
ラベンダーは水が切れて枯れてしまいました。



これが私がずっと考えて出した答えです。
そして、これからはこうしようと思います。



石灰を何年もふり続けるといろいろあってカリが効かなくなる。
でも石灰とカリを別々にふると
たぶん忘れてしまうのでこれからは同時に施肥することにする。



では流マグはどうするのか。
そもそもどうして流マグをふったのか。
それは石灰をふり続けてているので苦土が効かない
苦土が効かないのでリン酸が効かない
リン酸が効かないのでいつまでも芽の数が増えない
芽の数が増えないので花が少ないということに気がついたからです。

だからこれからは苦土を春先にだけふろうと思います。
場合によってはカリもふるかもしれません。

ということをずっと考えていたのです。

石灰とカリと苦土が三すくみの状態になっている。
何をすればよいのかはわかっていても
うまくやってのける方法が見つからないのです。

たぶんこれだという解決方法はありません。
ひとつが解決してもまた次の問題が出てきます。
諸行無常は世の常なのですから。


ということで
底が丸見えの底なし沼の底を探すことはやめましょう。
底なし沼だと知ってさえいれば
誰でも気をつけるものです。


これでおっさん流の解決方法の話はおしまいです。
こむずかしいことが続きました。
いつか誰かのお役に立ちますように。

さて
じつはもうひとつ
ぜんぜん違う解決方法があるのですが
それはまた今度。

この項目ようやく終わり
次はおっさんラベンダーリボーン〈再生) 
復活のおかむらさきです。

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2009年03月10日 (火) | 編集 |
こうして1年目のおかむらさきは
石灰過多、少量のチッソとリン酸、普通の量のカリで出発しました。
その後
1年を通して新たにあたえたものは何だったでしょう。
そう、稲わら、草のマルチと有機石灰です。


株もとマルチ5

石灰と稲わらなどの有機物を混ぜると
水と微生物によって分解します。
するとチッソやカリ、そのほかケイ酸などの微量要素が
株もとの土に帰っていきます。

1年目のラベンダーはこれらも吸収していたようです。
だから真冬に株もとには何もありませんでした。


1月のラベンダー

そして2年目のラベンダーの株もとは
石灰と微生物によって団粒化が進み、排水性はさらに増していたと思われます。


普通に考えると
ラベンダーを植えて肥料は入れないのだから
地力は消耗していたはずです。

ここで2年目に肥料を入れています。
成分10:10:10の化成肥料です。

手前のひもでしばっている袋

ひりょう

当時は何にも考えていなかったのですが
これで不足していた〈と思われる)リン酸とカリが補充されました。


ここに春から秋まで草のマルチと有機石灰を加えます。

さらに土の団粒化が進み、排水性がよくなります。
ラベンダーが成長して大きくなっているので
肥料もたくさん必要になっているはずです。



こうして2年目を終えて
ラベンダーは大きくなり
株もとの土は団粒化が進んでさらに排水性がよくなり
地力は2年分消耗していて
石灰はずっと過多のままです。

付け加えるなら
この2,年とも春の雨が少なく
真夏の最高気温が36℃くらいでした。

大雨による肥料の流亡が少なく
高温による過乾燥が長く続かなかったということです。



そして3年目
大雨で肥料が流亡して
高温で過乾燥が続くというのが現実化して
とどめにあのせん定の方法が
思ってもみないことを引き起こしたのです。


つづく
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2009年03月08日 (日) | 編集 |
続いて肥料便覧の石灰質肥料のページを調べます。

石灰質肥料の施用の目的は
土壌の酸性の中和、土壌の保肥力の増大、リン酸の有効化
微生物活性の増大、有機物の分解促進、土壌団粒の形成など
幅広い土壌改良効果を得ることができる
と書いてある。


いろいろ書いてありますが、とりあえず酸性を中和するのです。

有機石灰

しかし、石灰だけの施用では相対的に
苦土の欠乏をまねくので 中略
苦度と石灰をあわせて含有する肥料を施すなどの配慮が必要である。



ちなみに苦土石灰と呼ばれるものには7%の有効苦土が入っていくます。
ではどうして私は最初からそれを使わなかったのでしょう。
もちろん知らなかったからではありません。
知っていてなお有機石灰と硫酸マグネシウムを
別々に使っていたのです。


上の写真はいつも使っている苦土を0.65%含む有機石灰「かき殻」です。
下の写真は仕事で使っている水溶性の硫酸カリです。
そろそろ本格的にややこしくなってきましたよ。

カリ


肥料について最初から説明すると
まず酸性の田んぼにラベンダーを植えるために
苦土石灰を散布しました。
それでもアルカリ性を好むラベンダーにはまだまだ酸性すぎるので
消石灰か有機石灰を株に直接散布していたのです。

苦土石灰を大量に散布してもよかったのですが
その量が把握できないし、だいいち不経済です。

酸性の苦土を含む苦土石灰を散布して
ラベンダー栽培に適したアルカリの土壌にするためには
消石灰や有機石灰よりもたくさんの量が必要なのです。

当然ラベンダーの株のまわりは石灰過剰になります。
これで田んぼの中にある苦土は理論上は効かなくなります。
苦土が効かない。
ということはカリが効くということになります。
カリは田んぼの地力と
谷川から流れ込んでくる水に含まれています。



ここまでのまとめ
石灰と苦土は相反する
苦土とカリは相反する
石灰とカリは相反しない


追加記事 2009年5月 はたと気づく。
あっ間違った、これは違う。
石灰とカリは拮抗するらしい。
マグネシウムとカリは拮抗する。
石灰とマグネシウムも拮抗する。

石灰対カリ、カリ対マグネシウム、マグネシウム対カリ
こうだ。


りゅうマグ

書いている本人が説明しきれていないようですね。
無理やりにまとめるとこうなります。

1年目のラベンダーには
石灰の効いた「アルカリの田んぼ」と
乾燥と病気を防ぐ「カリ」が必要だった。
そしてそのためには無チッソ出発と石灰の散布が必要だった。

また「カリ」もその量が過多になるほどは必要でなかったので
たい肥の投入はしなかった。

リン酸は田んぼの地力に含まれているのだが
今はそれを無理に効かせる必要がなかった。
そのため積極的な苦土の投入もしなかった。

こうして1年目の肥料は結果として
石灰は過多、チッソとリン酸は控えめ、カリは普通となりました。


当時は石灰さえ効かせればなんとかなる
たい肥は虫が来るので入れないんだとしか思っていませんでした。

おっさんの勘違いが結果オーライだったということです。

つづく

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2009年03月07日 (土) | 編集 |
硫酸マグネシウムを「肥料便覧」で調べます。
肥料便覧とは肥料の辞典のようなもの
何回読んでも覚えきれない
私はこの本を18年読んでいますが、いつも新しいことに気がつきます。
肥料便覧

硫酸マグネシウム
苦度肥料でただひとつ、水溶性の速効肥料である。

水に溶けてすぐに効くということです。

生理的酸性肥料なので、酸性土壌の場合は石灰質肥料を用いて
土壌の酸性を中和する必要がある。

あんなに有機石灰をふっているんだから
ここまではだいじょうぶだな。

苦土は、リン酸の作物による吸収をうながす作用がある。
リン酸が効くと新芽と葉の数が増えて、開花を促進すると覚えているけど。

ただしあまり過剰に施すとカリの吸収を妨げる。
カリ? 吸収を妨げるとどうなるんじゃ。

とにかくカリを肥料便覧で調べます。
作物によるカリの吸収は 中略 
とくに苦土との拮抗作用はよく知られている。

よく知られている? 拮抗作用ということは
苦土が多いとカリが効かず、カリが多いと苦土が効かないということ。
そんなことは考えたことがなかったなぁ。

カリは作物の寒、干害や病害虫への抵抗性を高めるとされ
カリが効くと保水性がよくなり、何もしないよりは乾燥が防げるということらしいです。

中略 多成分との均衡のとれた施用によって
均衡?  多成分とのバランスが大切? 
なるほど肥料もまた中道を行けということでしょうか。

カリの施効も正常に発揮されるものであり 中略
もしかしたら苦土の過剰? 肥料バランスが崩れた?

しかしカリには作物が必要以上に吸収するぜいたく吸収という特性があり
それに懲りていたので今までたい肥を使わなかったのですが。

作物の必要量はチッソほど多くない。
だから田んぼの地力と落ち葉の養分が溶けた谷川の水で
充分だと思っていたのです。

ここから仮説を立ててみます。
どうやらこの栽培方法では3年経ったらカリが足りなくなるようです。

でもそれは苦土のせいばかりではありません。
じつはこの栽培方法の中心となっている石灰が
どうやら関係しているようなのです。

ややこしくなってきたので次へつづく


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2009年03月05日 (木) | 編集 |
おかむらさきは枯れてしまいました。
それはまぎれもない事実。
でも憂いているひまはありません。
一刻も早く原因をつきとめて、またあの場所へ戻ります。

あきらめないうちは終わりではないのです。
今まで知らなかったことを
びっくりする方法で教えてくれるのが
「失敗」という名前の「その道の駅」なのです。
だから少しだけ座り込んで、じっくり考えます。

振り返って今までの道のりをながめたら
どこかに何かが必ず落ちています。

それは私が見えていたのに見逃した
いいえ、見たくなかったからわざと知らんぷりしたこと。
「普通はこんなことはしないだろう。」
という思い込みでしょうか。


本たち

まだ硫酸マグネシウムの話に入らないのかと
思っていることでしょうね。
私も実行犯はこいつだと目星をつけてはいるのです。

そんなに簡単なことではないような気がしているのです。



ちよっとだけ自分の話。
どうしてこんなにあきらめが悪いのかを。

本を読みます。
いろいろなジャンルです。
統一性はありません。
夢枕獏さんから現代農業さんまでいろいろ読みます。
料理の本からビタミンの本までいろいろ読みます。

自分の仕事とか、生きている環境とかとは全く関係のない本には
今自分が悩んでいることのヒントがいっぱい詰まっています。
書いた人にはわからないことが
読んだ私には宝物なのです。

おぉこれだぁ、問題はこれで全部解決しましたぁ。
でも次の日には? なんか違うかな。
そんな本の読み方をしています。
そんな中である日
植物とつきあう方法を書いてある本を見つけました。

その人はとある国の王子でした。
何不自由なく暮らしていたその人はある日突然
「こんなことをしていてはだめだ」と思い、家出します。
そして
さまざまな苦行をして自分を痛めつけて何かを見つけようとしました。
でも
苦行で死にそうになった時に確信します。
「こんなことをしていてはだめだ」と。

何事もかたよったことをしてはいけない。
何事も中道(真ん中」)を行くのが本当は正しいと。

私はそれを読んでこう言っているように聞こえました。
肥料は過多でも不足でもきれいな花は咲かないよ。
人の手を入れすぎても入れなさ過ぎても、きれいな花は咲かないよと。

その人は後に「仏陀」と呼ばれました。



諸行無常という言葉があります。
万物は流転する。
良いことも悪いこともずっと続きはしない。
今が最悪なら明日は少しだけ上向きかもしれない。

一切皆苦という言葉に続きます。
すべてのことは思い通りにはならない。
でもそれは普通のことだという意味です。

諸法無我という言葉にさらに続きます。
だから「これは自分のものだ」と必死で抱え込んでいても
すべてはするりと手の中から抜けて行くよ。
でもそれが普通のことだから
何もがっかりすることはないんだょ。

涅槃寂静という言葉で終わりです。
それがわかっていればどんなことにも心配することはないんだよ。
人間は誰もがみなそうなんだから。

仏教の本さえこんな読み方をしています。
本は読む側がすべてです。
私にはなんでもかんでもラベンダーの話なんです。


つづく

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2009年03月04日 (水) | 編集 |
夏の名残りを探しています。
あの夏はすべてをさらっていきました。
母の誇り
おっさんの自信
ラベンダーの命
ブログを読んでいる人の希望


夏の名残り

イングリッシュラベンダーにしてはつわものの
おかむらさきとヒドコートの死に様を調べています。
彼らはいかに生きて、いかに死んだのか


夏の名残り2

今までの経験と(正しくは今までの失敗と)
今この目で見ている枯れ方と、今まで読んだ本の中身とをごちゃまぜにして。


ヒドコートのかご

今から書きはじめるのは
この失敗を踏まえた上でなお
この地方の真夏でも水切れをさせない栽培方法を考えること。

本当にそんな方法があるのだろうか。
そう思っているあなた
それは正しい。

書いている本人も先月まで半信半疑でした。
このブログを読んで
おかむらさきを植えようと決心した人が困らないように
また先に結論から書きます。

方法はあります。
ただいま試験中です。
新しい田んぼで試験栽培中です。
さらに今月号の「農耕と園芸」に大きなヒントが書いてありました。
これから順次紹介していきます。

だからといって今までの栽培方法が間違っていたということではありません。
たぶん2年目の株の大きさと田んぼの状態なら
2008年の気象でも枯れなかったかもしれません。

これは3年目からのラベンダーの管理の話ということです。
今から始めるイングリッシュラベンダーなら
これまでの方法でよいと思います。


さて
ここからはものすごくややこしい話をします。
時間をかけてひたすらわかりやすく、くどくどと書きます。
わかってしまえばなぁーんだそうかという程度の話です。
誰にでも実行できることです。
心配はいりません。

用意はいいですか。
今までの話は全部これのための前ふりのようなものです。
ブログの中の時間はようやく現在進行形のところまで来ました。

ここからが
本当の「香川県でおかむらさきを咲かせる話」になると思います。
一番最初に書いた(まだ分からないところ)に話は進んでいきます。

おかむらさきへの道はいまだ半ばだと思っていたのですが
どうやら振り出しに戻ったようで。


皆さんが思っていたのとは全然違う
とんでもないところへつづく
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2009年03月03日 (火) | 編集 |
あの日のことは夢だったのだろうか。
母がとても誇らしげに見えた
あの6月の満開のラベンダーは
もうありません。

田んぼに水を入れて水分補給と冷却をして
チッソは早くから切ってあるので徒長せず
石灰が効いているので葉も茎も固く
草のマルチで根を守り
広い株間で通気性もよく
これで来年はひと株1000本のおかむらさきだ

と思っていたら
10月の稲刈りの頃にはほとんど枯れてしまいました。


10月の悪夢

花穂を切ったあとに出ていた新芽は全部枯れたようです。


10月の悪夢3

それでもおかむらさきとヒドコートは
何株か生き残ったようです。


10月の悪夢4

さてどうしようか。
「おかむらさきを咲かせる方法」が
「おかむらさきを枯らす方法」になってしまいました。
こんなことでこの話を
このまま続けてもいいのでしょうか。


うそつきおっさんラベンダーになってしまいました。
枯れた理由ははっきりしています。
これは水切れです。
では水やりを間違えたかというと、そうではありません。

水を吸うよりも乾燥するのが速かったということ。
気温36℃では枯れないが、39℃では枯れてしまうということでしょうか。
やっぱりイングリッシュラベンダーは涼しいところで作れということですか。
でも
それでは全然おもしろくないでしょう。

こんなことでめげていてはラベンダーは作れません。
私はかつて何万ポットも枯らしている張本人なのです。

仮説を立てて実践して失敗する。
失敗から何かを見つけてまた仮説を立てて。
また失敗する。

自慢じゃないけど私はこの枯れ方を知っていました。
これはあの2003年の台風の時のあれだなと。
だったら


すごく面白そうなので
50日くらいひたすら考えました。。


つづく


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2009年03月02日 (月) | 編集 |
今年の8月はとても暑い。
(讃岐弁ではむさんこに暑いと表現します)

とりあえずできることをする。
朝の5時はまだ涼しいので、今のうちに水を入れる。


夏の夜明け

遠慮せずにどんどん入れる。

水を入れる

2時間も入れればこのくらいは入る。

水入れ

まだまだ暑い日が続く。
今年は去年までとは何かが違う。


夏の空

植え替え用のラベンダーは
つばきの木の下で秋を待っている。


木陰

この日からさらに暑くなって毎日の最高気温は40℃近くになりました。
水を吸い上げるのが間に合わなくなったラベンダーは
枝を枯らして生き延びようとしています。


「待てよ、何か間違えたかな」と
そろそろ思い始めていました。

硫酸マグネシウムなんかふるからだと思っているでしょう。
確かにそれもありますが

つづく
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