構想15年、試験栽培11年、おかむらさきを瀬戸内海の気候で育て続けてここまで来ました。全部書きますのでご覧あれ。
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2013年12月30日 (月) | 編集 |
年末です
雪が降って白い
土は少し凍結気味の
2013年12月29日でございます。



こんな時期でも
私が
おとなしくしておるはずはないのです。



新年になったら
この休耕田は一時的に「重機の通路」となります。
この上を
トラックやらパワーショベルやらが
通るのです。

ということで
それまでにおかむらさきの
引っ越しでございます。



まずは
ヘアピン杭をペンチで引き抜いて
(錆びているのでこの方法が簡単)



マイカ線を外し



揺らして押すと





転びます
それを…



上から押して
中の土を崩す




すると
土と根がついた株が
現れます。

それを集めて…



仮植えをしました。
ここでに春まで管理して
来春になったら本格的に植え替えと
販売開始となります。




今回は仮植えなので
肥料分の無い畑
(冬季なのでどうせチッソは効かないのですが)

土が柔らかいので
とりあえずパンパンと叩いておきます
石灰も入れない
あくまでもこれは
春までの仮置き場ということです。

つづく

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これが他の季節なら
殺菌剤やら殺虫剤やら
石灰やら
いろいろ大変なのですが

どうせカチカチに凍るだけの季節
こんなに硬く育てていれば
心配することは何も無いのでございます。
水切れくらいかな
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2013年12月27日 (金) | 編集 |
さて
植える用意はおおまかに書いた
読めば何とかなる
それに近いことをすれば何とかはなります。

しかし
これから書くことを
心に刻んでおかなければ
おかむらさきは理解できません

覚えておくだけでよろし
いちばん大事なことです。

それは「時間」
ラベンダーを栽培すると決めたら
心の時計を切り替えましょう。

あなたが
野菜栽培から入って来たのなら
花苗の栽培から入って来たのなら

ラベンダーの栽培とは
胡瓜を植え付けて花が咲いて実がなって
真夏が来て枯れた枝を始末するまでの間に

ラベンダーは
ちょっとだけ成長します。
そしてそれはたったの一年目のこと
きちんと花が咲くまでには
まだ二年はかかります。

パンジーを植えて花が咲いて
冬が過ぎてまた春が来て花が咲いて
春の花と植え替えるまでの間に

ラベンダーは
ようやく花が咲く用意を始めます。

それは例えるなら
アナログ時計の短針(時)と
秒針くらいは違うのです。

秒針に慣れていると
成長しないことにあせります
人の力で(肥料で)何とかしたくなります。

そして必ず枯らします
それは人の力で
どうにかなるものではありません。

「ふーん、それくらいのことなら知っておるわ」

ハーブ栽培から入って来たあなたは
笑っているかも知れませんなぁ

しかしながら
上記のお話は「ラバンジン」のことなのです。

ラバンジンラベンダー
種のできない品種たち
栄養成長のスピードが素晴らしい
花だけを楽しむ品種たちのことです。

あなたがこれから始めるのは
これではありません

真性ラベンダー
種のできる品種
大きく育つのに長い時間のかかる品種たち
大きく育たない品種もたくさんあります。

ラバンジンの一年と
おかむらさきの三年はほぼ同じ
その成長速度を
セビリアンブルーとは
決して比べないこと
ボゴングとかプロバンスブルーとか
そんな巨大品種と比べてはいけません。

わけが分からなくなりますから
どれが正しいのか
分からなくなって
またまた人の力で何かをしたくなります

そして枯らします

おかむらさきを始めるのなら
「大きくなったらうれしい」というのは
忘れましよう。

大きくなったら
「ちょっとまずいんやないかな」と
心配するくらいでちょうどよろし

これだけを覚えておくと
要らぬことをする自分の心を
押さえることが出来ます。

ラベンダーの栽培には
野菜や花の栽培の
数倍の時間がかかる

そして
おかむらさきの栽培には
さらにその数倍の時間がかかる

だから
大きな株、苗で始めなければ
失敗するというわけです。

心の時計
おかむらさきの時計

いちばん大事なことは
それを手に入れることでございます。

つづく
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2013年12月25日 (水) | 編集 |
有機石灰と消石灰を使います。
どちらかだけでも
それなりの効果はあります。

私がどちらを使うのかを
決める方法とは

土が肥えている場合は消石灰
畑や花壇の場合は
いくら無肥料出発で行っても

土自体にチッソが残っているので
消石灰(チッソ成分は無し)を使います。

残土とかマサ土の場合は
チッソ成分が全く無い場合が多いので
微量要素補給のつもりで
有機石灰を使っています。

全く石灰を使わないのでなければ
どちらでも何とかなります
あまり神経質にならないように。

それよりも
その石灰をどう使うのか



露地栽培の場合は
私は「底」に入れます。

植え床を盛り上げて
その底にびっしり敷き詰めます。

場所は根が来る真下
苗の根は
有機石灰の上に直接置くのです。

そして
植えたらこのまま「水」を
穴に溜まるほど入れて
しばらく放置

石灰は水を吸うので
ここで水を切らして枯らす場合があります
ご注意を。

そして何よりも
私がこの場所に石灰を入れる理由とは

みみず、もぐら対策なのです。


こいつらは
ラベンダーの根が
ぷんぷん匂うのかどうか知らないけれど
知らないうちに根を食い散らかすのです

そして知らぬ間に枯れる
ある日突然
根がすぽんと抜けるのですわ

それを防ぐために
私は根の真下に石灰を入れている

ようなものでございます。



それで
鉢の場合も同じように
底に入れていたのですが

これは意味が無かったようです
根が乾いて枯れやすいだけのこと
もうやめます

鉢の石灰は
上からふれば良い
必要なだけをいつでもふれば良いのです。

葉の上からでも良し
土の上でも良し
どうせ水をやったら
地上から浸み込みます。

根の先までは届く必要がありません
石灰や肥料を吸収する場所は
上根、地表近くの根だろうと
私は
にらんでいるからでございます。

つづく


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露地栽培の石灰の追加は
やはり上からとなります

みみず対策としては失敗ですが
その頃には
根が硬くなっているので
奴らには何も出来ない

ことを祈りましょう、うん。
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2013年12月24日 (火) | 編集 |
おかむらさきの苗を植える
それだけのことなのに
長年に渡り
いろいろな方法を試して来ました。



四角い平畝に植えて
有機石灰をかけたり



有機石灰とたい肥でマルチして



さらに
どんごろすでマルチしてみたり



盛り土の植え床を作って
消石灰+デニム+足ふきマットまで進化して



現在は波板に古着のマルチ

ずーっとやって来て
たくさん枯らしました
本当にたくさん枯らして来ました。

そして
失敗の中で
成功しないままでも分かったことが
ひとつあります。

それは…



小さな苗は失敗する場合が多いということ



大きな苗は枯れにくいということ

9センチポット苗は
植えるのには簡単だけど
育てるのは難しい

15センチポット苗くらいになると
植えるのは難しいけれど
育てるのは簡単になる

しかしながら
今度は
生産者が15センチポット苗を育てるのが
けっこう難しいということが分かる
時間もかかる

もっと大きな株になると
さらに簡単になるのだけれど



今度はダニで枯らしたり
肥料過多で枯らしたりするのです。

それを全部体験した私から
いちばん良い方法として
ご提案するのは



手に入る
できるだけ大きな株(苗)を
どんな土であれ無肥料で植え付ける
石灰分を加えて植え付ける

そして
大きな株にはダニが来るものと考えて
必ずダニ対策をする
粘着くん、オルトランを忘れないこと。

最初の水やりはたっぷりと
真夏は水を切らさずに栽培すると
うまく行くようです。

そして
9センチポット苗しか手に入らなかったら
10.5センチポットに植え替えて
翌年には12センチポットへ
さらに15センチポットへと
植え替え続けると

そのまま露地に植えるよりも
大きく育ちます
というか
枯らす心配がうんと減ります。

これは鉢栽培でも同じ
大きな鉢は最後の最後

こんなに簡単なのですが
人は我慢できない
守れないものでございます。

つづく
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2013年12月19日 (木) | 編集 |
水はけよく保水性がある
硬い土で無肥料のもの

カルシウムがたくさん含まれていて
たい肥とか有機物の類は要らない

そんな土を使いましょうと
今年の秋までは
書き続けていたのですが

なかなか
そんなうまい話はありません。

「もう少し簡単にならんかなぁ」
ということで
無肥料、チッソ無しと
有機物無し

この二点だけなら
初めての人でも
何とかなるのではないか



そこで登場するのが「これ」
来年は
ウォーターワークスがあるのですわ



十一月からずっと
全層、地上、中層、底に分けて
ウォーターワークスの試験を続けています。

これはどうやら
水を固形物として使える資材ですわ

例えるなら「雪」
常温で固まっている雪
隣り合う土が乾いてきたら
自分の水分を分けてくれる
暖かい雪でございます。



これは中層に入れた写真ですが
どうやら全層に混ぜる以外は
ほぼ同じ結果となりました。



真冬のハウスで
水を切らし続けること二十日間

マサ土だけと比べると
その保水性は
約三倍から五倍といったところです。
全層に混ぜると
その効果は半分のよう。

これを真夏に使う
秋の終わり、初冬の乾燥時期に使う

それ以外の季節は
水切れの心配は無いはず
(乾いたら水をかけるだけで
普通に管理できるので)

その土に
チッソ肥料分が無ければ
柔らかい土でも徒長することはない
硬い土であれば
なおさら問題無し

最もやってはいけないことは
チッソ肥料分のある土で
ラベンダーは乾燥を好むと思って
水やりを控えて育てることです。

それをやると
肥料焼けして枯らします
水を切っている間は伸びない
しかし
我慢できずに水をやると
チッソがドンと効いて伸びる

そのまま水を切ると
ふにゃふにゃになる

枯れそうなので水をやる
またチッソがドンと効く
人が管理できるものではありません。

しかし
これを無肥料でやると
枯れませんが大きくもなりません。
そして
ここに石灰分が入ると
ほぼ私の言うところの
理想の土となります。



この状態で真夏まで育てて
お盆の頃に
この地上部にウォーターワークスを撒く

水で膨らませてから
マルチのように地上部を覆う



それを



さらに寒冷紗で包む
鉢だけを包むのです。

これによって
猛暑日と熱帯夜の
高温による乾燥を防ぐ

真夏に
三週間も雨が降らない場合に備える
うーん
蒸散防止剤(グリンナー)を
併用するかも知れません。

そして秋が来たら
寒冷紗を外し

春先の長雨が来たら
ウォーターワークスを取り除く
予定でございます。



これで
来年はうまく行くはずなのです


ひとつだけ
私の意図が伝わらない場合があります

それは
鉢上げする時に
あなたの考える土の量です。

こんなもんやろと
苗の数倍の土を鉢に入れると
土が柔らかいほど
過湿になります。

硬いほど乾燥させて枯らします。

小さなポット苗は管理しやすく
たくさんの土の鉢は管理しにくいのです。

そこで
自信が無ければ
土を減らしましよう
後から足すことは出来る
枯らしてから出来ません。

9センチポット苗は10。5センチポットに
12センチポット苗は13。5センチポットに
プロでも危ない時にはそうします。

9センチポット苗を
いきなり15センチポットに植え替えると
もの凄く管理が難しいのです。

それを
数カ月の間に
順番に鉢上げしていくとうまく行きます。

私がピンコロ石を使うのも
この理由からです。

真夏以外に水が切れるのは
普通に管理出来る
そして真夏には
ウォーターワークスがある

無肥料なら
過湿はそれほど怖くない

ほら
やれることはあるのです
その土でも
ここまでは行けるはず

「そんなこと言うてもウォーターワークスは
高くて買えんわ」

ご心配無用
そのために私は
これを書いているのですから
小分けしましょ、何でも小分け

つづく

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2013年12月18日 (水) | 編集 |


「土」はそこにあるのです
その場所にある

田んぼであったり
畑であったり
関東であったり
関西であったり

さまざまな土がその場所にあるのです。

だから
おかむらさきを植えるからといって
全部入れ替えるわけにはいかない

理想は理想として
それに近いものを作っていくしかないのですわ。



それから
鉢栽培の場合

私はマサ土+石灰で行くのですが
これは
慣れないうちは管理が難しいようです。

真冬に水が切れる
真夏でもなかなか成長しないので
そのまま秋になったりする

慣れてしまえば
管理が楽で良いのですが

慣れないうちに
水切れで枯らしてしまう
それとも水をやり過ぎてしまう

ということで
土は選べない、それを使うしかない
それは市販の栽培用土かも知れないし
休耕田かも知れない

途方に暮れる暇はありません
それしか無いのなら
それから始めましょう

まずは
柔らかく軽い土に肥料をやって
春先にラベンダーを植えてみます

一年目は素晴らしい成長を見せて



二年目には
こうなります

まずは
ビュンビュン伸びて花が咲く
それをせん定すると
前年の
倍以上の新芽が伸びて全部咲く

そして真夏になると
今度は
それらに水が届かない

枝が伸びすぎて
茂り過ぎて
蒸れて、水が切れる

ここが問題なのですが
茂り過ぎると水が切れる
だからといって水をやると
今度は暑さで蒸れる

このことは鉢でも同じです。

水が切れる土は水をやらなければ枯れる
しかし
真夏に大量の水をかけ続けると
間違いなく蒸れる



そこで土を変えてみます
今度はマサ土+石灰のみ

もちろん全部入れ替えることは出来ないので
株の周りだけ

それでもこうなる
前よりはうまく行くのです。

けれど今度は
その下の土がどうなのか
ふわふわだとすれば
水が切れる心配をすることになります。



それならばと
水が切れない方法を考えるのですわ

まずは
鉢を硬い地面に直接置く
そうすれば
おかむらさきはを根を伸ばし
「硬い地面」から水を吸い上げる

この場合は
硬い地面に突き刺さる根だけが
水分を補給することになるのです

だから
鉢の土がどうであろうと
もはや関係は無いのです。



その良い例がこれ
最初はドンゴロスに柔らかい土
今は宅地に突き刺さる太い根があるだけ

袋の中の土はもう関係無し
となっております。

では
「土」は何でも良かったということなのか?

いえいえ
そうではありません
最初から硬い地面が望みですが
それは手に入らないかも知れない

手に入らないから始めない
それもまた悔しいのです。

だから
どんな土でも良いから
少しでも理想に近く
だからといって
自分の経験と考えに反することの無い土

それを使いましょう

知らない土を無理して使うと
失敗した時にへこみます

ああしておけばよかったと
後悔する羽目となりますから

私の考える土が納得できない時には
自分を信じて始めましよう。

最初は何とかなります
石灰は後からでも間に合います
成長し過ぎだと気付くのは
ずっと後からです

経験したことのないことは
分からない
分からないことは始められない

最初の土は自分で考えましょう
最後に残る土は
硬い地面+石灰となるはずです。

その途中で枯らしても
私は最初から言うておったはずだと
納得出来ることでありましょう。

土は選べない
今のあなたに土は選べないのだとしたら

答えの中のひとつとして
私の考える土を覚えておいて欲しい

何年も育てるための土
そのための硬い地面なのでございます。

つづく
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土は自分の好みしか使えないのです
だから
最後に残るのはこれだと
最終手段としての配合はこれだと
書くしかないのでございます
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2013年12月17日 (火) | 編集 |
さて
どこまで書けるのか
大全を始めてしまいます。

まずは「苗」
おかむらさきの苗選びから



はっきり言うて
苗は選べません

それはある時期に
その場所で売っている

もしくは
ネット上で売っている

それしか無いのですから。

だから
私の苗を買えとは
言えませんわ、うん。

あなたが手にした苗を
どうにかするしかないのです。

消石灰、有機石灰をふりまいて
硬く締めてから次へ進む

私はそうして来たのですが
それが理由で枯れる場合もあるのです。

柔らかくチッソ優先で育てた苗は
そんなことをすると枯れます

それを間違いとして
切り捨てることは
その生産者に対して失礼なのですわ

そんな方法もある
それを分かってやることとは…

何もしないこと
その苗のまま何もしない

ただ水やりをする
植え替えもしない
ただそのまま管理するのです。

やがて
小さなポットのチッソ成分は切れて
植物は硬くなります。

成長はしなくても硬くはなります。



それから始めれば良いのです
余計なものは何も無い
ただ、苗がそこにある

石灰の設定も
土の配合も
水やりも
全部ゼロから始められるまで

ただ待てば良いのです。

それがたとえ一年かかろうと
その後の数年の成長を支えることになるのです。

苗は買うしかない
たまにキャプテンおっさんラベンダーの苗も買うことがある

それなら
その苗をどうするか
最初の対処をどうするのか

ひたすら待つのを勧めます
苗が硬くなるまで
そのまま育てましょう。

何も肥料はやらない
石灰もやらないで
たまに水を切らさないようにやる

おかむらさきの初めは
あほみたいなことで始まります

たい肥たっぷりの土に
苗が老化しないうちに植えるといった

野菜のような速攻の管理はしない
ただひたすらに待つのみ

おかむらさきの苗は
何もしないことから始めよう
その苗はまだ
赤ちゃんでございます。

つづく

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否定から始めると
次へ進むのがめんどくさくなる

そこにあるものから始める
手に入るものから始める
分かっていることからやってみる

失敗することは普通ですから
まっすぐに前を向いてこけましょう

そしたら
立ちあがって
ふふんと笑えばよい
それだけのことですから
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2013年12月16日 (月) | 編集 |
2013年12月15日でございます。

しばらく写真を撮ることが出来なかった
庭先おかむらさきの現在です。
(まだ暗いうちに家を出て
暗くなってから帰る
休みの日には実家でコンクリートを練っておりました)



しばらくぶりに
まじまじと見るに

「うーん、鎧(よろい)やな、これは」

知らないことは
やはり、いくらでもあります。



彼女の横幅は
知らないうちに80センチを超えておりまして



その芽の数は
もう数えられなくなっております。

「ふんふん、これはせん定やな」と
ハサミを持って
切る場所を考えていると…



「無い 」
これは切る場所が無い

というか
要らない芽は勝手に枯れているらしい



何故か
細い枝も出なくなっているようで



ほぼ樹木化したラベンダーは
勝手に育つ、丈夫になる、まとまる

数がもの凄く増えた「芽」たちは
もはや徒長とは縁を切ったらしく

真夏から数ミリしか伸びていない
伸びてはいないけれど
ガチガチになって、太っている

昔の私なら
全部「挿し木」にするような
そんな芽となりました。

これは冬の鎧
人は何もしていないのに
おかむらさきが自らまとう
無肥料、光合成だけの
春待ちの鎧

「あぁ、そうか
おかむらさきは、ラベンダーは

毎年同じことをしてはいけないのか

初年度はこう
2年目はこう
3年目はこう

水のやり方も
石灰のやり方も
せん定の方法も

違うのではないかな

全部、毎年
違うことをしなければならないのではないかな

あぁ、面白いやないか
ゴールだと思っていても
次の瞬間には
はるか向こうで微笑んでいる

ここまでおいでと
にこにこと笑っておるわ

よし
よしよし
やってやろうやないか

間違いがあるかも知れんが
(ほぼ間違いかも知れないが)

大全には
これも書いて行こう

誰のためでもなく
私自身のために

つづく

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見たことのない
私の知らないおかむらさき
どうやら
始まるようでございます。
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2013年12月12日 (木) | 編集 |
道を見失う時に
人は立ち止まる,立ち尽くすのです。

ラベンダー栽培のすべてが
最初から間違っていたと分かった時
私は途方に暮れておりました

そして
仕事としての栽培も
行き詰まりを迎えようとしていたのです。

「来年度で契約は終了となります」
それは春の告知
秋の終わりには全部終わりという時に

私はその栽培方法に
いまだ
正解を見つけられずにおったのです。

正しい答えとは何か
正しい方法とは何か

それを知る術は今に無し
それでは
すべての可能性を試そう
そして
間違いはすべて正そう
そこへ置いて行こう、捨てて行こう

かくして
石灰から始まる
私のラベンダー物語は
始まったのでございます。

当時の私は
その答えを農業専門誌には見つけられずに
さまざまな「本」から
探し出そうともがいておりました

その中に
仏教の専門書があったのです。

そんなところに答えは無いと
誰もが思うことでしようが
ヒントというものは
とんでもない場所で待っているものです。

私が飛びついたのは
親鸞上人の(正確にはそのお弟子の書いた)
歎異抄
善人なおもて往生を…の
あれです。

「ふーん、ものの見方というのは
やっぱりたくさんあるんやなぁ」

それは若い頃に読みまくった
「私プロレスの味方です」シリーズと同じく

心の琴線を
べんべんと弾きまくるほどの
衝撃だったのでございます。

そして
その先にあったのは
法然上人の説く
選択本願念仏集が教えるところの
選択(せんちゃく)

ふたつを比べてどちらかに専念する
どちらかを捨てて行く
そして
次の分岐点でも
それと同じことをする
どちらかを捨てて行く

自分が選んだ道を
研ぎ澄まして行く

そんな生き方もあるんやなぁ
そんなことが出来たらおもしろいやろなぁ

その代償は
おそらく途方も無いほどの「孤独」と
失敗の連続
後悔の連続

それでもやね
今さら他に道は見えないし
私はしつこいことに関しては
自身がある

始めてしまえ
よし、始めてしまえば良いのだ

そして記そう
ブログに記してしまおう

そうしたら
生半可なことでは後に引けなくなる
誰かが読んでくれたら
何かの役に立ったら
それはたぶん楽しい

何も恐れることは無し
失敗するのは私だけ

かくして
おっさんラベンダーを名乗る
ラベンダーバブル崩れの男が

キーボードを叩くことになったのでございます
おかむらさきを
しつこく語ることとなったのでございました。

序のおしまい


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のほほんと生きておりますが
こんな季節もありましたわ

次回よりは
大全の本質

現在最前線のおかむらさき栽培方法
来年度にやる予定の栽培方法を
書き記して行こうと思うのでございます

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2013年12月10日 (火) | 編集 |
底が丸見えの底無し沼のようであった
昭和のプロレスの鬼が
伝説の本に記した「ことば」でございます。

おかむらさきには
まだ出会っていない頃から
育てやすいラベンダー
それもラバンジン、スーパーセビリアンブルーという
暖地用という
うたい文句のものに
もの凄く苦労していた頃のお話でございます。

今から考えれば
難易度だけをとっても
それはおかむらさきの足元にも及ばないという
そんな代物だったのですが

当時の私には
底が丸見えの底無し沼だったのです。

何事も「うったて」が大事
最初を間違えると
最後までずーっと苦労するのです。

さし穂を取るために
春にピンチして新芽を伸ばし
花はとにかく咲かせない

9月になったら
きれいに揃った新芽を全部取り
挿し木を開始

10月に鉢上げして
その根がポットの底に届いたら
固形肥料を一粒か二粒やって

天芽が伸び始めたら
すかさずピンチしてわき芽を伸ばす

株が茂り始めたら
そろそろ12月の低温期となるので
ここで加温開始
最低気温を15℃に設定すると
真冬でも少しずつ大きくなる

この間
大きくなる度に新芽が伸びると
そこが病気に感染する

それを防止するために
殺菌剤は欠かせない
毎週定期的にと
雨が降るたびに散布が続く

正月は関係なし
柔らかく育てているので
正月三が日が晴天だと
ハウスを換気しなければ
焼けてしまう

出荷まではとにかく
見張り続ける日々

かなりの寒くなったら
もう固形肥料は効かないので
ここから液肥の出番

出荷日が決まっているので
それに合わせて
薄い液肥を何度が散布
葉面撒布の場合もあれば
土にしみ込ませる場合もあり

状況によって
チッソ優先だったり
リン酸優先だったり
とにかく
ラベンダーを作っていたのでございます。

そして
それでも全体の8割が出来れば
大成功

後は
ラベルを挿して
まとめて箱詰めすれば
運送会社のトラックに積み込む日々

およそ
2週間ほどで全部出して
シーズンの終了となります。

そして
残った株たちは
夏を越せないこともあるのですわ

それは
出荷の最後に頃には
規格以下の苗を
「それ」に仕上げるため
再度の液肥投入がありまして

見た目には素晴らしい苗となり
店頭に並ぶのでございます。

そして
チッソ過多のそれらは
夏を越える術が無いのでございます。

やがて
そんな苗が売れ続けることも無く
ラベンダーのバブルは
あっという間にはじけて…

当時は
ひと月で数万株の出荷
30000~50000株ほど
5年で
全部無くなりました。

私はもう
そういう出荷には
たずさわっておりませんが
最近は
そんな即席苗は見ませんので
ご心配無く

時間をかけた苗が
店頭に並んでおるようです。

今でも時々うなされます
「うわっ、もうひと月しかない
出荷に間に合わん」

捨てて行くべき技術

おかむらさきを始めるにあたり
これらはすべて捨てました

「全然使えん、真性ラベンダーは
ラバンジンのように甘くは無い」

底が丸見えの底無し沼は
こうして
私の目の前に
さも
当然のような顔をして
現れたのでございます。

「おっさん、ラベンダーを舐めとるやろ」

つづく
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ラバンジンと
ストエカスは全然違う

そして
真正ラベンダーは
もうひとつ難しい

さらに
おかむらさきはもうひとつ難しい

それが分かり始めた
四十歳手前の頃でございました
テーマ:樹木・花木
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2013年12月06日 (金) | 編集 |
対処療法です
何も分からない場合

とりあえずやれることは
対処療法、疫病に対する答えは
(農業試験場で教えてもらった)

病気が出たら
農薬を散布するということ
病気が出そうなら
農薬を散布するということ

それが治療薬と予防薬
リドミルMZとオーソサイド、アリエッティ等

今から考えると
柔らかく作っていたのだから
病気が出無いわけがないのですが

当時はそんなことは思ってもいない
「ふんっ、新しい技術と農薬で
そんなものは克服できる
人類の英知を信じるのだぁ」

何しろ
時間的に
たいへん無謀な栽培計画を
実行しておったのでございます。
まず
9月に栽培計画が送られてくる
この数の根拠は
前年か前期の売り上げから
はじき出されたもので

ラベンダーの生育スピードとか
気候とかは関係なし

ハウスで暖房することが前提の
促成栽培の3月出しなのです。

4月になったら
花苗が店頭にあふれるので
その前に出荷するというのが
販売会社の考えだったのです。

そのために必要なものは
電熱線を使用しての挿し木の成功
根がすこんと伸びる柔らかい土
そして配送用に軽い土

見た目のきれいな苗
そのためのチッソ肥料

そんなことをしたら絶対に病気が出るので
そのための農薬撒布

しかも定期的に
しかもひと種類ではダメで
何種類かをローテーションで

一週間に一度なら
「うーん、今週は少なくて楽やなぁ」

それでも
当時はどんどん
新しい資材が出ておりまして
息吹農法とか
嫌気性微生物農法とか
ドクターキンコンとか
木酢液も流行り始めだったし

「おぉっ、時代は新しい農業を求めておるわ」

私は何の迷いも無く
新しい農業の刊行本を読み倒し
それを実行し続けておったのです。

確かに
病気も害虫も止まる、いなくなる
ということは
これは間違いではない

しかしながら
どうしてなのか
それは長続きしないのですわ

その時だけは止まる
翌日からはまた心配の日々

ラベンダーの育ち方を
全く無視した栽培方法は
こうして崩壊して行くのでございました。

つづく
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これから泥沼に突入
すべての知識は
捨てて行くべきものだったのでございます
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2013年12月05日 (木) | 編集 |
私は花苗の生産から
この世界に飛び込みました。

品目はあの
サントリーのサフィニア、タピアン等

およそ4年間
その仕事をやっておりましたわ

この時代は
園芸のゴールデンエイジ
何でも売れていたし

とにかく
珍しいものから売れていた
育つとかそんなことは考え無しに

新しい何かの苗
それだけが突っ走っておりました。

やがて
枯れることのないサフィニアは
飽和状態となり
新品種たちはオリジナルを越えられない

納期と品質を守れない
生産者は淘汰されて行きました

まさにバブル
慣れる前に消えて行く
儲かる前に仕事が終わる

そして私に残ったのは
生産がもの凄く簡単な
花苗の
生産技術だけだったのです。

当時の私は知らなかった

そんなのは技術では無い
コピーされたマニュアル
薄い説明書だけを忠実に実行すること

それだけで栽培が成功するのは
簡単な花苗だったからということを…

ということで
生育が早く、挿し木が簡単
病気に強く、ダニが来ない植物から始めた私は

ラベンダーを前にした時に
まったく手も足も出なかったのでございます。

「うわっっ何やこれは」

今までのやり方は通じない
全部枯れる
こうして
ラベンダー初心者の挑戦は
いきなり始まったのでした

れっきとした仕事として
無謀や、無謀。

つづく
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当時の写真は無いので
しばらく文字だけとなりますなぁ

スーパーラベンダーズ募集は続いておりますが
今植えるのも
来年の5月に植えるのも結果は同じ

しばらく昔話に付き合って
私の失敗を笑っていれば
見えてくるものがあるかも知れませんで。
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ジャンル:趣味・実用
2013年12月04日 (水) | 編集 |
2013年12月でございます。

初めて仕事で
ラベンダーを育て始めてから
もう23年が過ぎましたわ。

未だ
ゴールはしておりませんが
やって来たことは数多い
失敗の連続の日々は
懐かしく恥ずかしいのでございます。

私は筋金入りの天の邪鬼
年末の何でもない日々に
突然
「おぉっ、今書く、今しかやる気が起こらない」

時は冬の始まりの頃
時間はたっぷりあります。

時間を巻き戻して
何をやらかして
どう失敗してきたのか

そろそろ書く時が
やって来たのでしょう。

他人の失敗ほど
心躍る物語はありません。

ここから始める
あなたのラベンダー物語

必ず突き当たるであろう「それ」に
少しは役に立てればなぁと
思うのですわ

それでも
人は好奇心から逃げることは出来ない
必ずあなたは
「それ」を確かめるはず
そして、やってしまう

やってしまったことは仕方ないので
せめてどうしてこうなったのだけでも
知っておいて損は無い

それでは遠い昔のお話
よろしければ
少しだけ
お付き合い下さいますように…

時間は
1995年頃

ミレニアム前の
そう、ラベンダーのバブルの時代

園芸店の黄金期
店頭の中心にどーんと座る
さまざまな種類のラベンダーたち

青年おっさんラベンダー35歳
初めてのラベンダー栽培
スーパーセビリアンブルーの時代

「何や、これ」
私はラベンダーのことを
何も知らなかったのでございます。


つづく


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ようやく重い腰を上げて
失敗の日々を呼び覚ますことにしました

今まで書いたよりもさらに前

全くの初心者の頃
本と人の言葉に頼って
そのままにやっていた頃

遠い昔の
お話でございます。
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2013年12月02日 (月) | 編集 |
2013年12月2日でございます。
たいへんお待たせしました
第四期スーパーラベンダーズ
おかむらさき苗の販売を開始します。



まずは
左端の分類欄のいちばん下
プロフィールの上にある
第四期スーパーラベンダーズ編を
クリックして
もう一度ご希望の株をお確かめ下さい。

株の価格はそれぞれにあります
それでは
ご注文はそのページの
メール欄からお願いします。

ただし
私はめんどくさがり屋なので
それぞれに分類して受注するなどと
そんな芸当はありませんので

休耕田の500円株を2株送れとか
段々畑の一番でかいやつをもう少し見せろとか
そんな書き方でお願いします。

また
備品につきましては
去年のように全部細かく書き込んでも
必要なものは
みなさんそれぞれに違う

ということが分かったので

今年は全部
ご相談に乗ります
ご希望を聞いてから見積もりを送ります
栽培計画も何もかも
とにかく相談させてもらいましょう

それを
                                                                                      メールでやるのが面倒なお人は
口頭でお話しましょう

問い合わせがあれば
電話番号をお知らせしますので
それから始めましょう

私は
商売をしているつもりは
全くありませんので
それでもよければ
この
しっこいおっさんにつきあえるのならば
おかむらさきを始めましょう。

それから
この応募は来年の初夏まで続きます。

ずーっとやりますので
「もう遅いんやないのかな」と
思わないで下さいませ。

基本的には
ご相談があれば
いつでも用意出来るのですが

発送の途中水切れの心配がある季節とか
柔らかい新芽が病気を待っているような季節は
送らないようにしております。

それだけのことですので
突然のご注文にも
いつでも対応しております。

「今はまずいのでちょっと待ちましょう」
と返答すると
それっきりのことが多いのでが
まぁ、それくらいはご容赦いだきたい

キャプテンおっさんラベンダーを
名乗っております
ラベンダー使いも名乗っておるのです。



それでは
四国もすっかり冬支度

今年も黒大豆がたくさん収穫できまして

山の木々たちは茶色くなって
はらはらと散りぬる

くぬぎだけがひらひらと風に舞う

あなたの来年が
良い年となりますように

来年のあなたが
ラベンダー使いの教科書を
その手に取ることがありますように

おかむらさきは
素晴らしい香りです
その花は素晴らしい青です

始めましょう
スーパーラベンダーズ

ここが最前線で
ございます,ほんまです

お待ちしております
ずーっと
私はお待ちしております。

つづく


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私はごう慢でわがままな
ラベンダー使いでございます

それでも良ければ
よろしくお願いいたします

お電話の場合
讃岐弁の混じる岡山弁での
対応となりますが
違うわ
岡山弁の混じる讃岐弁となりますが
札幌のラベンダーズにも
通じたようなので大丈夫

ひとは
ひとつだけの自分でいると
息が詰まりますよ

ふたつ名の自分を持つ
それが
「ラベンダー使い」であれば
楽しいのでございます。
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