構想15年、試験栽培11年、おかむらさきを瀬戸内海の気候で育て続けてここまで来ました。全部書きますのでご覧あれ。
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2016年03月31日 (木) | 編集 |
三月にせん定したので
たくさんの枝が残った



これを使って
「保水試験」をやってみました
ほぼひと月前のことですわ



アルミニウムの容器
(学校給食に使用していたもの)

これに
パーライトを大量に入れて
水を大量にかける

そして
容器を斜めに傾けて
水を流し出す

アルミニウムなので
水が漏れることは無い
パーライトに含まれた水分と
底に残る水

これらを使って
おかむらさきを挿してみた

せっかくの機会なので
オキシベロンも使用しない
水切りもしない
細い枝も
太い枝も
長い枝も
節間も
全部試す

200本ほど挿してみました。



いやいや
挿すのもめんどくさいので

パーライトを掘って
おかむらさきの枝を並べ

すぐ隣のパーライトを掘りながら
並べた枝にかけて
埋めていく

これを繰り返して200本



うわっ
密集や



今度は水が下へは逃げない
逃げられない

しかし
このままでは蒸散して
上へ逃げる



密閉してみよう
大きなポリ袋に入れてしまえ

ついでに
すき間が出来ないように
ひもで縛って…

つづく

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テーマ:樹木・花木
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2016年03月30日 (水) | 編集 |
2016年3月27日でございます。
あの
密閉露地挿しおかむらさき
その後は…



まず
パーライト多め組は
3月の気温で水切れしたらしく



前回に確認した発根組だけが
生き残ったらしい

それ以外は干からびた
どうやら
地面から下に向かって
水が逃げたようですわ

そして水切れ
まぁ
2週間もほったらかしなので
それはそれでしょう。



バーミキュライト多め組は
用土自体は湿っているけれど



こちらも
発根していない挿し穂が水切れ

なるほど
3月になると
保水できなくなるらしい



うーん
今回は半分も成功していない

けれど
方法は分かったような気がする

要するに
下へ逃げる水を止めてしまえ
挿し木用土の下に
被覆資材を(ビニールなど)
敷いたら良いのではないのか



それでは
せん定した枝で
試してやろうかな

ということで
まずは…

つづく
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ジャンル:趣味・実用
2016年03月28日 (月) | 編集 |
2016年3月28日でございます。
写真を撮り直してきたので
おさらいを…



一年坊主を
一年間放置して
翌年の春に天芽を切る



すると
その年の夏に
側枝が20センチ以上に伸びる
これを
翌年の春に
20センチに切り戻す



切り戻した年には
花が咲いて
さらに枝が成長する

これを
翌年の春に切る

ここまでがおさらいですわ


上記の写真が「それ」です。

何がどうしたのかというと
20センチには切り揃えていない

切り揃えていないけれど
夏には揃う

このように切る理由とは…



太い枝を
他の枝と同じ長さに切ると
それだけが勝ってしまう

その枝だけが伸びて
水切れして枯れる

だから
20センチ以下で切るのです。



こういうのを
惜しいからと長めに切ると
バランスの悪い株となります。

だからといって
こういう枝をバッサリと切ると
ますます成長するので
切るのは
ぎりぎりの20センチ以下



そして
こういった二年生の枝は
短く切り戻して
どんどん成長してもらいましよう。

だから
こちらの枝を
太い枝よりも短くする

伸ばしたい枝は短く
止めたい枝は長く切る



それでも
おかむらさきは
その枝ぶりが揃うのですわ

自然の形とは
不思議なもの

人がバランスを考えて切ると
おかむらさきが
その空間を埋めていく

それが
想像する20センチ
何も考えなければ
最初に伸びた枝だけが
(3~4本くらいかな)
太く長く伸びて
途中から側枝を伸ばし
それが開花する

そして
ここ西日本では
その枝は夏を越えられない
水が切れる

水切れしない枝とは
短い太い3年生以上
新しく伸びた細い一年坊主
そして
その中間たち

これらを
バランスよく切って行く

古い枝を生かしながら
新しい枝を伸ばしていく



めざすは
この株の「次」の年の姿

これを
バランスよく切り戻せば
あの
庭先おかむらさきの姿

ここまでに三年
本当の勝負は
ここから始まるのでございます
おぅっ。

つづく
テーマ:樹木・花木
ジャンル:趣味・実用
2016年03月24日 (木) | 編集 |
20センチになる予定の枝とは何か?

正確には
「今ここを切ったら
夏には20センチになるであろう枝」
のことです。



これこそが
想像する20センチの世界

その発想が出来れば
ルール作りは
ほぼ完成ですわ

それでは何をどう考えて
どう行動するのかというと



まず
一年坊主は一年放置して
二年目の春早くに
天芽のみを切る

この時に
枝ぶりを良くしようとか
大きく育てようとかは
考えない

年輪のある幹から
年輪の無い枝を伸ばす
そして
来年の春に20センチに切る
それだけを想像しましょう。



続いて
2年目以上の枝には
年輪があるので硬い
直立する

これをとにかく20センチに切る
すると
夏には新芽が伸びて
30センチ以上の枝になります。

これを次の春に切るのですが
うまい具合に45度ほどの角度に
しなっている場合が多いので
(花や枝自体の重み、雨の重さ等)

これを20センチに切ると
斜めに立ち上がる枝から
たくさんの花が咲くようになります。

植えてから三年目
この頃の切り方は
その年に咲く花の位置と数を
想像して切りましょう。



そして
その次の年の春

しっかりと咲いた枝は
さらに育つ

太い枝はさらに太くなり
細い枝もたくさん出てくる
もちろん
その中間もたくさんある

それを
せん定するのですが

この時には
今までよりもさらに
想像力を働かす必要があるのです。

それは
「強いせん定は
強い枝がのびる」
「弱いせん定は
枝があまり伸びない」

この法則で行くと
切りたい枝はなるべく残し
伸ばしたい枝はなるべく切り戻す

さぁて、どうやる…
つづく

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2016年03月22日 (火) | 編集 |
20センチとは何か?
それは
この地域で真夏に
30~40センチの枝を伸ばすと

真夏に水切れして枯れる
ことが多い
そして
何年もかけて成長した枝こそが
最初に枯れるということを
ここ数年の観察で
発見した

だから
せん定する長さは
最長で20センチと決めたのですわ



ということで
しっかりと
水の管理が出来る場合や
鉢植えなどの場合は
この方法は必要ありません

ありませんが
「整枝」という場面では
想像するヒントが
さらにややこしくなるのでございます。



それは
また今度のお話として
とにかく切りましょう。

まず
20センチ残して切る場所は
ここ

うまい具合に
20センチの長さで
次の新芽が出ているところ

ここは
ベストポイントとして
ちゃちゃっと切ります。



ほとんどの枝は
こうして切り詰めることができます。

20センチ残して
そこに新芽があれば
22センチでも17センチでも切ります。



次に取り掛かるのは
こんな枝

10センチちょっとで
3~4枝に枝分かれしている

これはどう切るか?



枝の太さは関係無しで
隣の枝から
バランス良く離れた枝を残して
その他を切る

芽が残らないように切る

残した枝は
20センチで切る

この枝は
伸ばすよりも
太らすことが目的なので
芽の位置は気にしない



次に切るのは
何年も残し続けた
「太い枝」

この写真では
左下の枝がそれ

この枝は
このままでは成長し過ぎて
夏に枯れます

20センチに切って
成長を止めましょう

これが
想像する20センチの世界



こんな枝をと゜うするのか
もしも
ルールが無ければ
とにかく切るはず

20センチルールを
適用すれば
とにかく20センチに切る
残った枝は一本だけ残す

これで
どの枝もほぼ均一となるので
切り過ぎも徒長も無くなるのでございます。

続いては
20センチになる予定の枝を
どうするのか…

つづく

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2016年03月21日 (月) | 編集 |
「せん定」と「整枝」は
頭の中でルールを決めてから
現物に向かいましょう。

「考えずに見て切る」と
あるパターンに入り込みます。

そしてそれは
取り返しがつかない

せん定整枝はルールが大事
そして
それを守るためには
「想像する力」が
必要なのでございます。



それではこれを切るとして
あたなは
何をどうしたいか

前述したように
何も考えずにハサミを取ると
おそらくは
こうしてしまいますわ

「出っ張った枝を切り詰めて
おかむらさきの株を
丸くせん定をする」

これは鉢植え用の方法
もしくは
3年以内に枯らしてもよい場合の方法です。



私の場合はこう
何が違うのか
パッと見だけで分かりませんが



丸くないことだけは
分かる

これは
「想像する20センチ」の世界
切る20センチと
切らない20センチ
そして
20センチになるであろう未来を
今ここで切るというせん定



まずは…

つづく
テーマ:樹木・花木
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2016年03月17日 (木) | 編集 |
2年目の枝には
年輪がひとつ
そして
春になって
その先に伸びる枝は柔らかい



だから
こうやってタコ足に
整枝することが出来る

このまま咲かせると
すべての花が真上を向く

そして
それをしないで咲かせると



こうなります。

枝が上へ上へ伸びて
直立する

下の枝には
年輪があるので硬い
新しい枝は直立する

3年も放置すると
50センチ高さの枝から
さらに30センチの花穂が伸びて

雨が降ると倒れます。
自分の重みで倒れます。
だから
こんな時には
花を縛っておりました。

そしてそれは
けっこう見苦しい



この先に花穂が伸びるのですわ

当然のように
花穂の高さは揃わない
花穂の数が少ない
倒れる



ということで
これを切って行くのです。

さて
お話が
非常にややこしいのですが

まず
挿し木した苗を一年放置する
ここで一年経過

その天芽を切って
さらに一年放置する

この間に側枝が伸びて
そのまま冬が来て年輪がひとつ
ここで二年経過



それがこれ
3年くらいではこの程度です

ひとつ前の写真は
おそらく5年生
私自身が覚えていないのでごめんなさい

まぁ
何もしないとこうなるという
よい見本でございます。



それでは
切って行きます、おぅっ。

つづく

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2016年03月15日 (火) | 編集 |
どうして
経過した年数で
せん定方法が違うのか

頭では分かっていても
説明する方法が分からない
という時間が
長いこと続いていましたが



これが成功したことで
ようやく説明できるようになりましたわ

これは
あくまでも私の意見
ずーっと観察して来た答え
違うと思ったら読み飛ばしてください。

まず
挿し木が発根した時点で
これは「苗」となります。

この苗を何かに植える
ポットでも地面でもよい
とにかく何かに植えると



成長を始めます。

枯れない限り
この苗は成長する

すると
人はそれを喜んで
もっと大きくしようとする

この時点で
大きな間違いが発生するのです。

小さな苗を大きくするな
小さな苗は硬くしよう
小さな苗は太い幹を目指そう

苗の販売をする人には
この方法は使えませんが

長い期間をかけて
おかむらさきを育てていくには

最初の一年が大切

最初の一年目は
硬い幹を作るため
とにかく鍛える

大きくする必要は無い
むしろ
大きくするな

地面に近い場所で
幹を硬くして行く



そして冬が来る
年輪がひとつ出来る

まずはこれから始めると
次の年に伸びる枝を
年輪を持つ幹が支え切れるのですわ

これをやらずに
初年度から肥料で枝を伸ばすと

弱い幹が
重い枝を支えきれない
大きくすればするほど
雨で折れる
花が咲いて折れる

そして
それをやってしまうと
それまでの時間が全部無駄になってしまう

だから
最初の年は何もしない
ただ水を与えて時間を過ごす

そして冬を待つ
やがて来る
春を待つのでございます。

そしたら次は
2年生のせん定を…

つづく


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2016年03月14日 (月) | 編集 |
2013年3月13日でございます。
今年のおかむらさき
3月になってから
すべてのせん定と整枝を
やり直そうとしております。



そして
その方法は三つ
それぞれの株を
それぞれの方法で切って行くのですわ

ひとつめは
1年坊主たち



うーん
ちよっと
小さ過ぎて分からない

彼女たちには
「芽の先端を切る」
というせん定方法を使います。



これは
「ヤマト」で一年育てたもの

ちょっと徒長したので
このまま開花させると
花が地面に垂れる

それを防ぐためと
芽の数を増やすために

今年はバッサリと切るのです。



続いてはふたつめ

これは
二年以上の株

彼女たちには
「20センチを目標に切り戻す」
「細い枝は全部切る」
というせん定方法を
使います。

つづく

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ジャンル:趣味・実用
2016年03月13日 (日) | 編集 |
2016年3月13日でございます。
本日は私の誕生日
55歳になりましたわ

そして…



露地密閉挿しおかむらさき
ついに…



発根を始めました




これをもって
休耕田おかむらさきのサイクルは
挿し木から開花
親株の作り方から
挿し木の方法まで

すべてが
この休耕田だけでまかなえるということが
分かったのでございます。



そして
せん定と整枝も完了して




私のところにも
ようやく
春がやってきたのでございます。
つづく
テーマ:樹木・花木
ジャンル:趣味・実用
2016年03月02日 (水) | 編集 |


去年の10月の初めに
ラバンジンラベンダーを
オキシベロン液に漬けて
水切りし

そのままの状態で放置
経過を観察するということを
やっていました。

そして現在は3月の初め
約5か月が経過して



なるほど
挿し穂はかなり痛んだけれど



下の方の枝からは
新芽が出ております。

この写真は
水の交換後のもので
実際には
枯れて落ちた枝や葉が
ぐだぐだと
堆積していたのですわ



うーん
枝先は枯れてしまった
その代わりに
側枝がしっかり伸びた

そして…



およそ150日を経て
どうやら発根でございます。



まさか
水に挿してラベンダーが発根するとは

やはり
知らないことはいっぱいあります

ここから
はっきりしたことは

ラベンダーの挿し木が失敗する理由とは
「水が切れる」ということ

こうして
ずーっと水に浸かっていても
枝のてっぺんは水が切れるのです

そして
ずーっと水に浸かっていても
真冬の低温なら
枝が腐ることは無い
生き続けている

そして
150日経つと
発根が始まるらしい

ラベンダーの水耕栽培
うそのようなお話が
ちよっとだけ
現実味を帯びながら

春が近づいてくるのでございます。

つづく
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