構想15年、試験栽培11年、おかむらさきを瀬戸内海の気候で育て続けてここまで来ました。全部書きますのでご覧あれ。
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2017年06月08日 (木) | 編集 |
挿し木の次には
ポットで育苗というのが定説
私はそれが
気に入らなかったのです。



だから
苗箱で5センチの無機用土

密植で無肥料
これで真夏を超えて行く



80本ほど移植しました

この用土には
チッソも石灰も無し
厚さは5センチ

さて、どうなる

まずは
5センチしか厚みが無いので
すぐに乾く
当然のように水が切れる

ということで
絶対に過湿にはならないのだ

これが
ひとつめの理由

露地植えでは無いのだから
必ず
人の手で管理するということだ

だから
水は切らさなければ良い
5センチの厚みでは
少々のことでは
やり過ぎにならないのですわ



ふたつめの理由

水が切れるということは
蒸発していくということ

この時に起こるのが
気化熱で冷えるという現象だ

これを利用する

少ない用土に
何度も水をかけて蒸散させる

真夏になったら
この方法で冷やすのです

そして梅雨の対策
雨が続くと蒸散しない
大気の湿度が高いからだ

この時にも
5センチは役に立つ
余分な水は保てないのだ

雨が降ったら水をやらないだけで
過湿が防げる

これが
普通のポットなら
何日も湿ったままとなる

鉢植えには
鉢植えのルールがあるのだ

水は切れるように植えて
水が切れないように管理する

露地のように
保水性のある水はけの良い土を
作っても
土の量が少ないので
真夏の高温には耐えられない

鉢植えには
鉢植えのルールがある

5センチの用土で
育てると

いつの日にか
根が伸びて水が切れる時が来る



この鉢は
それが今日



だから
5センチに5センチを足す



水を吸う根は下に伸びる
肥料を吸う根は上に伸びる

ここで必要なのは
上に伸びる根



今年はこの方法で
真夏を超えて行こうとしております。

千葉のラベンダーズから
この現象に近い質問が届きました

「植え替えてから黄色くなる」
気温が低い場合は
チッソが効いていても徒長はしない

気温が高くなると
微量のチッソでも効いてしまう

植物の新芽は浅黄色だ
チッソが効いた新芽はこれの進化形

柔らかな黄色となる
野菜だったらおいしい色となります。

こればっかりは
やってみないと分からない

黄色くなったら
まだまだ土が濃いということ
何も入れなくても
チッソ分が含まれているのだ

ラベンダー使いは
それを引く

引いた用土で始める

鉢植えには
鉢植えのルールがある

西日本の瀬戸内では
おかむらさきに肥料は要らない

数年後には
必要かも知れないが
今は要らない

それを理解すれば
全ては動き始めるのでございます。

つづく

追伸
先ほど「現代農業」の編集様から
ラベンダーの石灰の件で
電話取材を受けておりました

あれから
かなり経過したので
石灰の使い方も
それなりに変化したことを
お答えしたら

長い長い電話となりましたわ

もの凄く専門的な話は
聞く方も大変なことでしょう

楽しくなってきましたわ
何か始まる予感が…


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テーマ:樹木・花木
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