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構想15年、試験栽培17年、おかむらさきを瀬戸内海の気候で育て続けてここまで来ました。全部書きますのでご覧あれ。
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2018年06月06日 (水) | 編集 |
ラベンダーの苗を
路地で育てているというのを
私は知らない

春先に出回るラベンダー苗は
ハウスで育っていると思う
私もそうだ



ラベンダーは荒れ地でこそ
本気を出すということで

それでは
ハウス栽培の苗を買って
荒れ地に植えると
どうなるのか?
私は知っています。

半分だ
経験から言えば
植えた半分は枯れる
半分は生き残る
生き残っても
枝が何本か枯れたり
グニャグニャになったりする

温室育ちは荒れ地に馴染まず



荒れ地に植えるには
荒れ地よりも過酷な場所で育った苗が
必要なのですわ
こういうやつです。

これの育て方とは
例のパーライトの大寒挿し木なのですが
くわしいことは後日として

今回は
その逆の場合が
大変なことになるというお話です。


荒れ地に育ったラベンダー苗は
(パーライト挿し木のこと)
肥沃な土地で
(園芸用土とか畑とか花壇とか)
暴走するのでございます。

だから
買ってきた苗を
ごくごく普通に植え付けると
それはそれは
素晴らしい生育を見せる

そして
花が咲くか咲いた後で
ビュンと伸びてバタンと枯れる

花が咲いた後なら
「こんなものか」とあきらめる
花が咲く前なら
「気候が合わない」とあきらめる

それは違う
環境が良過ぎることで
ラベンダーが暴走するのだ

生産者としては
徒長防止のために
けっこう荒れ地気味に育てているはず

それをくわしく説明しても
本質が伝わることは無し
だから苗屋は
「見て美しい苗」を作るしかないのですわ

それはどういうことなのか?

恐ろしいことに
温室育ちの苗を
肥沃な土地に植えるということなのです。

私としては
「枯れないはずが無い」
だから
それをやろうとしているあなたに
「別の方法がある」と
伝えようとしているのです。

こんな風景を
見たことがありませんか?

何かの苗を植えた
土が痩せていたのか
葉の色が黄色くなってきた
「肥料欠乏だ」
追肥をした
葉の色と苗の勢いが戻った
よしよし

これは正しいのか?

農業としては正しい
植物を育てる方法としては…

つづく

さぁ考えよう
コメント下さい



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テーマ:樹木・花木
ジャンル:趣味・実用