構想15年、試験栽培11年、おかむらさきを瀬戸内海の気候で育て続けてここまで来ました。全部書きますのでご覧あれ。
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2013年12月10日 (火) | 編集 |
底が丸見えの底無し沼のようであった
昭和のプロレスの鬼が
伝説の本に記した「ことば」でございます。

おかむらさきには
まだ出会っていない頃から
育てやすいラベンダー
それもラバンジン、スーパーセビリアンブルーという
暖地用という
うたい文句のものに
もの凄く苦労していた頃のお話でございます。

今から考えれば
難易度だけをとっても
それはおかむらさきの足元にも及ばないという
そんな代物だったのですが

当時の私には
底が丸見えの底無し沼だったのです。

何事も「うったて」が大事
最初を間違えると
最後までずーっと苦労するのです。

さし穂を取るために
春にピンチして新芽を伸ばし
花はとにかく咲かせない

9月になったら
きれいに揃った新芽を全部取り
挿し木を開始

10月に鉢上げして
その根がポットの底に届いたら
固形肥料を一粒か二粒やって

天芽が伸び始めたら
すかさずピンチしてわき芽を伸ばす

株が茂り始めたら
そろそろ12月の低温期となるので
ここで加温開始
最低気温を15℃に設定すると
真冬でも少しずつ大きくなる

この間
大きくなる度に新芽が伸びると
そこが病気に感染する

それを防止するために
殺菌剤は欠かせない
毎週定期的にと
雨が降るたびに散布が続く

正月は関係なし
柔らかく育てているので
正月三が日が晴天だと
ハウスを換気しなければ
焼けてしまう

出荷まではとにかく
見張り続ける日々

かなりの寒くなったら
もう固形肥料は効かないので
ここから液肥の出番

出荷日が決まっているので
それに合わせて
薄い液肥を何度が散布
葉面撒布の場合もあれば
土にしみ込ませる場合もあり

状況によって
チッソ優先だったり
リン酸優先だったり
とにかく
ラベンダーを作っていたのでございます。

そして
それでも全体の8割が出来れば
大成功

後は
ラベルを挿して
まとめて箱詰めすれば
運送会社のトラックに積み込む日々

およそ
2週間ほどで全部出して
シーズンの終了となります。

そして
残った株たちは
夏を越せないこともあるのですわ

それは
出荷の最後に頃には
規格以下の苗を
「それ」に仕上げるため
再度の液肥投入がありまして

見た目には素晴らしい苗となり
店頭に並ぶのでございます。

そして
チッソ過多のそれらは
夏を越える術が無いのでございます。

やがて
そんな苗が売れ続けることも無く
ラベンダーのバブルは
あっという間にはじけて…

当時は
ひと月で数万株の出荷
30000~50000株ほど
5年で
全部無くなりました。

私はもう
そういう出荷には
たずさわっておりませんが
最近は
そんな即席苗は見ませんので
ご心配無く

時間をかけた苗が
店頭に並んでおるようです。

今でも時々うなされます
「うわっ、もうひと月しかない
出荷に間に合わん」

捨てて行くべき技術

おかむらさきを始めるにあたり
これらはすべて捨てました

「全然使えん、真性ラベンダーは
ラバンジンのように甘くは無い」

底が丸見えの底無し沼は
こうして
私の目の前に
さも
当然のような顔をして
現れたのでございます。

「おっさん、ラベンダーを舐めとるやろ」

つづく
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ラバンジンと
ストエカスは全然違う

そして
真正ラベンダーは
もうひとつ難しい

さらに
おかむらさきはもうひとつ難しい

それが分かり始めた
四十歳手前の頃でございました
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コメント
この記事へのコメント
そのラバンジンを・・・
そのラバンジンを枯らした男 しゃむでござい^^;
おかむらさきは、3株枯れないでサバイブ中です。
文字通りサバイブです。育てている本人が何もわかっておりませんので^^;;
今期のラベンダーズどうしようかなーと悩んでおります。
2013/12/11(Wed) 14:48 | URL  | しゃむ #-[ 編集]
Re: そのラバンジンを・・・
ようこそしゃむさま
君の分はとっくに確保してあるので
新しい住所をお知らせください。

12センチポット苗を
1年以上真夏も真冬も野ざらしにして
大阪の空中戦に備えたのが
お待ちしております。

2013/12/11(Wed) 21:27 | URL  | おっさんラベンダー #-[ 編集]
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